- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575522228
感想・レビュー・書評
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シリーズ、第二弾。
『昭和と平成』年の差バディの活躍を描く警察ミステリー。
早朝の荒川で、男性の遺体が発見される。
特殊清掃の会社社長で、拳銃の跡が見つかる。
棟方警部補は、事実を丹念に拾い、少しの違和感も納得せず、足で一歩一歩真実に近づく。そして、新人の目崎は、必死に棟方警部補に食らい付く。
やがて見えて来たのは、平成の世に残された重大な未解決事件との繋がりであった。
そして、最後の一行、吉川警部補の一言が、嵐の予感を感じさます。
『お前さんの父親の事件について、新たな証拠が見つかった...』
いよいよ、第3巻が期待されます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
翔田寛『左遷捜査 2 迷宮入り事件』双葉文庫。
シリーズ第2弾。前作は非常に面白かったので、期待は大きい。
結論から言えば、前作に負けず劣らず本作も非常に面白かった。大当りだ。一つの殺人事件をきっかけに過去の事件と事件関係者の過去が連鎖的に次々明らかになっていくプロットは読み手を全く飽きさせない。また、主人公の二人の刑事、棟方と目崎の人物造型が見事だ。読み進むにつれ、偏屈者と思われたベテラン刑事の棟方が良い味を出し、若手刑事の目崎の成長していく姿が上手く描かれている。
特殊清掃を請け負う会社の社長の射殺死体が、早朝の荒川で発見される。忌まわしき過去を持つ二人の刑事、ベテランの棟方国雄と若手の目崎敦史のコンビが新たな事件に挑む……
棟方と目崎の忌まわしき過去はほんの触りしか明かされず、まだシリーズは続きそうだ。次はどんな事件が描かれるのだろうか。
本体価格630円
★★★★★ -
シリーズ第2弾。
少しはバディらしくなってきたが、棟方の過去といい、目崎の父親の真相なり、どちらも小出しにもならないくらい。
ではキャラで引っ張れるのかと思うと、それも少し弱い気がする。
全容解明するのに何冊を想定しているのかわからないが、そこに出版社の目論見が見え隠れするようで残念。 -
早朝の荒川に浮かぶ男性の死体が発見された。被害者は特殊清掃を扱う会社の社長で、銃で撃たれた痕があった。警視庁捜査一課のベテラン刑事・棟方国雄は遺体が示す事実を丹念に拾い、若手刑事の目崎敦史は未熟ながらも、相棒としての務めを果たそうと必死に食らいつく。そして、時に上層部の意向に沿わぬ二人の“補欠捜査”が、平成の世に積み残した「重大未解決事件」の犯人をたぐり寄せる!
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荒川に浮かぶ男性の死体が発見された。警視庁捜査一課のベテラン刑事・棟方は遺体が示す事実を丹念に拾い、若手刑事の目崎は、相棒としての務めを果たそうと食らいつく。二人の“補欠捜査”が平成の未解決事件の真実を暴く!
「自分の頭で考えろ」棟方に鍛えられた目崎の成長が垣間見えて、このコンビもいい感じになってきた。本シリーズの根幹となっている目崎の父親の死の真相をめぐる続編がありそうで、間違いなく読むことになるだろう。
(B) -
8月-3。3.0点。
シリーズ第二弾。周りと混じらない頑固な刑事と、新人コンビ。新人は警察庁幹部の親族。
何でも掃除業者が殺害される。孤独死の家を清掃したりする業者。
殺害に使われた拳銃は、5年前の迷宮入り事件の拳銃。
同一犯なのか。
サラッと読める。短いが地道な感じ。次作も期待。 -
凸凹バディシリーズ第2弾。特殊清掃を扱う会社々長が水死体で発見された。迷宮入りしている5年前のスーパーマーケット強盗殺人事件との繋がりが見えてくる。目崎が一生懸命、棟方に食らいついていっている感じが良かった。読みやすく面白い作品。