作品紹介・あらすじ
中央通信の道平記者は26年前に群馬の寒村を襲った連続殺人事件の捜査資料と対面し、再び動き出す。凄惨きわまりない他殺体の写真と唯一の物証である犯人の体毛。当時なかったDNA鑑定を行なうと意外な事実が……。天狗伝説の真相とは!? 70年代の世界情勢が絡む壮大なスケールで、圧倒的評価を得て大藪春彦賞に輝いた不朽の名作が双葉文庫で蘇る。
感想・レビュー・書評
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久々に面白かったなぁ。
なんていうか人間、種、化物みたいなカテゴリーの小説は結構想像力を掻き立てられてわくわくする。
フィクションなのか本当に実在するのか、、、
今日も妄想が捗るのである。
あと彩恵子が美しい。
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前作(?)のKAPPAがオチが読めてしまい微妙だったのであまり期待していなかったのだが、面白い。
今作の方が犯人の正体不明感、怪物感が強く、
作中の目撃証言から早い段階から「おかしくなった黒人の囚人なんじゃ?」と疑っていたが、犯行の人間離れした暴力的すぎる様子や(途中で得られる)DNA鑑定の結果が推測と合わず、なんらかのミスリードを予感させられ、ワクワクしながら読み進められた。
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なんというか、アメリカに喧嘩売ってる?って思っちゃいました(笑)
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外界から隔離された村で起きた連続殺人事件。天狗の仕業?知的障害がある盲目の美女、それに従う「何か」。
民俗系ホラー小説かな?と思ったら、ベトナム戦争とかFBIとかUMAとか、どんどん話が謎の方向へ進み……
ネアンデルタール人と日本人の混血児まで出てきてしまう結末。
どうして天狗路線で行ってくれなかったんだ???と思いつつも、なんとも言えない面白い本読んだ感じがする。
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言われてみれば、化石で絶滅期を測るのは誤りがありそうです。
高野和明さん著『ジェノサイド』のように、少しでも人間とされている範疇を超えた人間を見つけると、途端に人間は排他性を剥き出し、排除を試みてしまう心の狭さがあると感じました。
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作者の柴田さんのハードボイルドな感じがすごく好き。小物にこだわるところがツボです。
今作はとても壮大なストーリー。人類の歴史に繋がる物語でした。
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某ラジオ番組のコーナーで紹介されていたこの本。オンエアを聞いてすぐkindleで購入。迷宮入りしていた未解決事件を、当時取材していた記者が改めて追及していく物語。これだけだとありきたりな話であるが、とにかく壮大な時代背景や、各国の関係性がいいテンポで盛り込まれており、退屈さは感じなかった。ただ、TENGUの正体があまり納得いっていない。途中の描写がどうしても「進撃の〇人」を彷彿させる。ラストももう少しあっても良かったような…スピンオフでもする気だったのかな?(読書メーターにも同様の感想記載)
柴田哲孝の作品
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この作品の舞台ってどこ??
群馬の寒村…??えっ!
そして、Kさんの出身地??
うちの近く、かも(^^ゞ
この作品の舞台ってどこ??
群馬の寒村…??えっ!
そして、Kさんの出身地??
うちの近く、かも(^^ゞ
ほんとですか!
出身地が絡むから面白半分で読んだのですが、
まさか、かなさんとの接点を見つけてしまうとは...
ほんとですか!
出身地が絡むから面白半分で読んだのですが、
まさか、かなさんとの接点を見つけてしまうとは!
これぞ本の力ですか……!
えっ(゚ロ゚;)(驚き収まらない…)