京都寺町三条のホームズ(17)-見習いキュレーターの健闘と迷いの森/後編 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575524918

作品紹介・あらすじ

家頭邸で行われる円生作品の展覧会を担当することになった葵は、突如、展覧会の開催を拒否しだした円生を翻意させようと奔走する。一方、祇園で地下クラブを経営する敦子から清貴のところに持ち込まれた奇妙な依頼も、徐々に全容が明らかになり……大人気シリーズ、17弾!

感想・レビュー・書評

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  • 前回から少しあいてしまったので思い出しつつ読みました。
    だいぶ恋愛と美術の要素が強く、謎解きは敦子さんが佐田&智花の結婚を反対している理由くらいでした。
    葵を通してキューレターの仕事の一端が覗けて興味深いです。

    途中、「拝み屋さんシリーズ」の登場人物もいました。こちらのシリーズは未読なのでそのうち読みたいです。

  • 2021年8月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ17作目。後編だけあって、小松探偵事務所に持ち込まれた事件の謎解きや円生とホームズの覚悟とか大団円めいた仕舞方でした。円生が幼いというか若いのにびっくりしましたが、ホームズ、葵、円生って、そもそも、20代はじめなのでまぁそういうところあたりまえといえばあたりまえですね。

  • そうそう、前回凄~く気になるどこで終わったんだった(゜_゜;)と思い出しながら読み始める(^^)小松探偵事務所に持ち込まれた依頼がそこに繋がってくるのか~(>_<)でも今回は全てがうまくいって、皆さん良い関係で終わって、ホッとした(*´∇`*)家頭邸の展覧会、素敵なんだろうなぁ(*´ー`*)

  • 結婚に反対する敦子さん。勾玉入が1粒はいった水晶の数珠。調べてみたら、なにやら意味深でちょっと怖い神社でした。円生を潰しにかかる人物や、色々あっての展覧会。全部ひとつにまとまって大団円。

  • この巻で完結しそうな流れだったけど、まだまだ物語は続くと知って安心! 葵ちゃんはキュレイターとして活躍して欲しいけど、高校生時代のこじんまりとした話も好きだったので、最近はそういう話が少なくて残念><。でも、この物語は今の感じで続いて欲しい! こじんまりとした物語は、いつか麻衣先生の新作で見れたら嬉しいな~♪。円生さんはイーリンさんと結ばれて欲しいな~。単純にイーリンさんが好きだから、応援してる><。秋人さんの出番が今回は空く叶ったから、また増えたら嬉しいな!

  • 大学生の時からハマっているシリーズの新巻!
    今回は清貴と葵のイチャイチャが多めでした笑
    葵の企画開催された円生の展示会も無事成功!
    ヒヤヒヤしたところもありましたが、よかったよかった。
    今回の事件は難しいー
    次回作が楽しみです!

  • 円生の展覧会に、葵のキュレーターとしての活躍の回でした!
    円生は過去のことで脅されたり、画家として生まれ変わろうとすることを邪魔されたりと、危なかったけど
    清貴に心の内を暴かれてしまう
    最大のライバルにして、信頼できる相手になってた

    葵と清貴のラブラブぶりは、キュンとするww
    葵も大学を卒業したら、修行のためにニューヨークに行く
    ここで終わってもおかしくは無いけど
    まだ続くよねww

  • 前編を読んでから半年経ってしまったので、思い出しつつの読書。でも、まあ、ある意味では変わらぬほっこりさ。でも、イチャイチャ度が増えたなあ~。その辺りは、前の方が好きだな。さて、今回もまたこれで終わりと思わせながら、また続くのかな? そろそろ別のシリーズにしてもいいようには思うんだけど・・・

  • 前巻からのエピソードの後編。
    円生の展覧会の行方と、佐田さんと智花さんの結婚に敦子さんが反対する理由、清貴の過去の因縁など色々と明かされてスッキリしたような気持ち半分、新たなモヤモヤ半分というところ。
    清貴の因縁で登場し出した人物はまた、次回以降でも清貴と円生に絡んでくるのかな?

    このシリーズにしては甘い雰囲気の清貴と葵のいちゃいちゃシーンが出てくるけれど、ステイやらまっしぐらやらで何だか可笑しくて、甘ったるくなくて読みやすかったかも。
    でも清貴の、女性の了承があって男は及ぶことができる、それが生き物として自然ではないか云々の行は良かったな。大切な前提条件であり、そこをふまえてもらえると自分が相手から大事にされている実感も得られると思うし。
    清貴の、こういうところがスマートさと安定感に繋がるのかな。今や見た目が綺麗なだけでは、なかなか魅力を感じにくいので。

    葵の成長と進歩、まわりの人たちの変化にシリーズもぼちぼち終わりが見えてきている気がする。
    みんな幸せでほっこりできるような展開になってくれると嬉しいけれど、相変わらずこの巻も漢字のルビが怪しいところが目についた。
    佐藤浩史は「こうじ」(120頁)なのか「ひろし」(251頁)なのか?こうじだと思ってたら、ひろしだったのか?
    禁忌のルビに「きんぴ」ってふってあるけれど(253頁)、「きんき」ではないの?とか。
    途中何度か、そんな感じでもやっとするので、それが無ければいいのに、と思う。

  • 円生の展示会と佐田&智花を引き裂こうとする敦子さんの謎の巻が完結しました。円生を慕っていたユキちゃんも出てきたり、葵の卒業後の進路が決まったりと、かなりお話的にはまとまってます。
    全体100とすると、
    京都案内 10/小松探偵事務所問題解決 20/葵展示会奮闘 10/円生の感情いつもこじれ気味 30/いつもよりたくさんイチャイチャ 20/続きへの布石 10

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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