- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575526813
作品紹介・あらすじ
四ツ角高校三年二組で一番美しく人気もあった生徒・更紗が突如自殺する。遺書もなくいじめがあったわけでもない。しかし彼女の死をきっかけに次々に女生徒が見えない力によって容姿を傷付けられていく。力を行使しているのは誰なのか互いを疑う生徒たち、変化していくクラスカースト。担任の小谷舞香はこの異変の真相を探るうちに、地域につたわる「ユアフレンド」というおまじないの存在を知り――
感想・レビュー・書評
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美貌格差って言うヤツやな…
一皮剥けば、みんな骸骨や〜!って言ってもね…
こんな雑誌現れて、好きに出来るって言われたら、美人さんをめちゃくちゃしたる!って気持ちは分からなくてはない。
でも、それで、自分がどうなる訳やないし止めときや!としか言えん。
結局、罪の意識とかに苛まれるだけ。
「人を呪わば穴二つ」って言うやろ!
どうせなら、美人さんに変身させたらええのに!多分、大きい目で見れば、これの方が堪えるような気もする。
あかんで〜!
そんな事。反省m(_ _)m
別に善人でもないんで、もっと人を陥れずに楽しめんのかな?
どうせ、貰った呪具やし。
何かで、お金儲けするとか……
あかんな…多分、地獄見るな…(^◇^;)
こういうのは、神社に奉納やな。
相変わらず、ミステリー仕立てのホラーで楽しませてくれました〜
このおまじないは、見た目の価値なんて全部まぼろしだ、くだらないことで迷うな、悩むなと教え、救うためのもの。
悟りの道は長く遠い…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後まで目が離せない展開で、面白かった!
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ユアフレンドは悪魔の呪具
家族から容姿をけなされて、それが心の棘になって傷ついて縛られてしまう
ましてや若い女性なら尚更ですね
誰がこの呪具を使って、可愛い子を醜くしたのか?
二転三転して読むのが止まらなかった
そしておまじないをかけた者がどうなるか、真の意味も最後にわかる
切なくて面白い
相反する感情を読書後に味わう -
まさに澤村伊智の、人の嫌な部分盛り盛りのホラーミステリ、最後まで何が起こっているのかよくわからない展開。学校が舞台なだけあって登場人物が多く、ボリュームもなかなかあって読み応えがあった。グロ以外でもとても胸糞の悪くなる描写があり、心当たりあるよね的な訴えにもなっていて読んでるこちらも痛いところ。締めは意外とあっさりなのでもうちょい欲しかったが、それまでの過程が描きたかった本編なんだろうと思う。
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学校でのおまなじないが現実に起こってしまう、誰が犯人が分からないまま疑心暗鬼になっていく。
澤村さんの作風、少しだけテイスト異なる印象でしたが、面白くて一気読みしました。 -
すごい本。
人の心理をこんなにも、事細かに書けるなんて。
みんな、多からず少なからず人に操られて生きていて。 それは毒が強すぎると、殺人にまで至る。
何者でもある作者に、ひたすら脱帽。 -
続きが気になって寝不足になりました…
学園ホラーミステリーというのでしょうか。
メンタルにくる話で、うわーと思いながらも先を読まずにはいられない。
見た目の美しさ、醜さにまつわる呪いの話。
結局この呪いって何だったのか、そう考えた時に、じっとりと嫌な気分になる。
私も知らずに誰かに呪いをかけてしまっているかもしれない。かけられてるかもしれない。
そして突然一瞬唐突に古典的少女漫画キュンッ展開があって不意打ちで「あらやだすてき…」ってなったりならなかったり笑
「うるはしみにくし あなたのともだち」
語呂がいいよなぁ。
澤村伊智さんの作品はタイトルがなんだか頭から離れなくなるものが多い気がします!
とっても面白かったです!! -
めちゃくちゃ面白かった!!!!
都市伝説好きにはたまらない!!!!
ホラーでありつつも学園小説であり、思春期のルッキズムが痛々しいほど鮮明に描かれています。
ミステリー要素もあり、誰が呪いの犯人なのか最後まで分かりませんでした。
何度も「え!?どゆこと!?」ってなりました笑
すごくすごーーーく面白かった!
誰だって美しい人に嫉妬することはあると思います。
もし、あの美しい同級生が醜く変貌してしまったら...?
そんな仄暗い願いを叶えてくれる「おまじない」に振り回される人々の物語です。
やっぱり澤村伊智先生の本にハズレ無し!