- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575526981
作品紹介・あらすじ
福田初芽は人材派遣会社の新入社員。営業部の厳しいノルマについていけず、生産性の低さを上司から責めらる日々だ。ついに上司から匙を投げられ異動を命じられたのは、AI推進部という曰くつきの部署だった。ここは会社中の「使えない社員」ばかりが集められたという噂だ。意気消沈していた初芽だが、AI推進部で働くうちに考え方が変わり始めて…。「今の仕事が好きじゃない人」必読! 累計230万部超えのビジネス書作家が、ビジネス書では絶対に書けなかった人生の〈秘訣〉を描く、より豊に生きるためのお仕事小説。
感想・レビュー・書評
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想像してたよりファンタジーな、やさしい世界の話だった。
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リアリティーを期待せずにエンタメとして読むのがいいと思いました。
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何があっても会社を辞めないことも価値観。
何がなくても会社を辞めることも価値観。
何が正しくて、正しくなくてというのは究極的には個人の価値観で決まる。
同じ価値観を持った人が集まればクロがシロにもなるし、逆も然り。
そんなことをあれこれ考えながら読んだ本。
深く考えるとすごく難しい問題を投げかけている本だと思った。 -
今の仕事を「辞める」か「辞めない」かで悩んでいる時のヒントになるような一冊。
私は、営業成績のような目に見える形で評価される働き方は苦手で、主人公の初芽みたいな、数字では簡単に評価できないような働き方が好きだなと思った。
また、会社(職場)を一つの水槽に例えると、上手く泳げる魚もいれば、ふとした瞬間に泳げなくなる魚もいるよなと思えるようになり、ちょっと気が楽になったかも。
仕事で悩んだ時にまた再読したい。 -
2024.03.02
今、辞めたくてしかたない私にとってはかなり応えた。
でもそれでも辞めないといえる剛さかがほしい。 -
正義感、社会性、正義感、自己分析、正義感って感じで読んでいて少し辛かった。辛い人を見て前を向こう的な話なんだろうけど、どんどん自分が追い詰められるようなそんな溌剌とした明るさ、残酷なまでの無邪気さ、が刺さった。私は苦手だけど、人によっては力を貰える本だと思う。
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会社のお荷物社員の姥捨山として扱われているAI推進部。自己退社を促す、そんな部署で働く人たちのはなし。
だれもが仕事をやめたいと思ったことがあると思うが、そんな気持ちを少し和らげてくれる。
会社を水槽と見立てて、上でキレイに泳いでいる魚がいれば下で水槽のゴミを食べてくれるエビもいる。
ほんとそうだと思います!
どこの会社もそうだと思うけどエビの扱いや待遇がよくならないのは、エビのおかげで水槽がキレイなのが魚たちは分かってないんだよね。
人の上に立つ立場の人に読んでほしい