驟雨ノ町 ─ 居眠り磐音江戸双紙 15 (双葉文庫) (双葉文庫 さ 19-15 居眠り磐音江戸双紙)
- 双葉社 (2005年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575662221
感想・レビュー・書評
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幸吉、、、、しっかりしてくれよ〜と言いたい一巻。幸吉はまだ十歳くらいだと思っていたんだけれど、もう5年くらいの月日が流れているんだねえ。この巻で15歳だということが判明。けど15歳にしては幼い気がするなあ。しっかりとウナギ職人になってくれればいいのだけれど。おそめとの淡い恋模様がまたかわいらしい。けれど江戸時代って15って言ったらもう嫁に行ってたんじゃないかね。「ねえやは15で嫁に行き」とか歌もあったくらいだし。でも職人になる修行していたらそうもいかないのかな。今巻はそんなに波乱万丈ではなかったんだけれど、それなりに落ち着いて読める巻。そいやそろそろ、今津屋さんは再婚するんじゃないのかね。
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江戸ものに興味を持ったので、購入。
止まらず一ヶ月で30冊読了。
しきたりとか家とか伝統とか、かなりいらないものだと思っていたけど、
そういうものの価値も素直に受け取れそうな気がしてきた。
途中からは、エンターテイメント性が強まってきて。。
30冊も出てると途中で何度かカラーが変わってきてそれもおもしろい。 -
居眠り磐音シリーズの15〜磐音の長屋暮らしの先達で,鰻屋・宮戸川の小僧でる幸吉が姿を消し,今津屋に奉公にあがった幼馴染みのおそねが心配している。鰻捕りで三両を貯めて隠した場所を知っているのは,おそめだけの筈だ。実弟が拘わった商家の火付け押し込みが発覚し,一月の念仏祈願に出掛けたという。南町からは,江戸を荒らし回った盗賊の頭目を江戸へ護送する役目を言いつけられ,金に目の眩んだ振りをして磐音は富士川下りの高瀬船に六千両余りの金が積まれているのを見破り,今津屋を狙った野州の押し込み一味を佐々木道場の朋輩と共に成敗する〜長屋の大家は磐音を婿殿と呼ばわるようになり,磐音は機転が効くようになる
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日光社参を裏で1人支えた磐音、とうとう将軍様のお覚えもめでたく、お父さんがつるっとおこんさんに求婚しちゃって外堀を埋められるの巻。いつのまにかそうなっちゃってさ、できたら本人からはっきり聞きたかったような…後半は富士川で花火を使った船戦が荒々しく、最後は鐘四郎師範も活躍vv さぬき素麺に冷やし白玉、冷たいうどんとお味も夏向け。幸吉もだんだんと成長してきたなvvと思えて嬉しい。
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初版本
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シリーズ第15弾。
磐音が深川の長屋暮らしに際しての最初の恩人で、今は宮戸川の鰻屋の奉公人幸吉が、第一章では親方から拳骨もらって。。。あげくに第二章では失踪、実は暑念仏の願掛けだったのが、最終章あたりでなんとか無事終了。
その間に盗賊退治が2件。私腹を肥やす豊後関前藩の江戸家老も年貢の納め時、おこんとの関係もそろそろ決着、といったところです。
(2008/6/10)
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2007/10/09
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11月5日再読。母親に薦められて読み始めたシリーズ。作者は男性なのに、ありがちないやらしさが全くなく、まるで女性が描いたかのような主人公の清潔さが魅力。