更衣ノ鷹(上) ─ 居眠り磐音江戸双紙 31 (双葉文庫)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575664225

感想・レビュー・書評

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  • 約半年ぶりの磐音シリーズ第31巻。

    老中田沼意次の陰謀により、家本の近習が田沼派の走狗に挿げ替えられていく折、家基の御鷹狩りに乗じて暗殺団の魔の手が忍び寄る。剣術師範の任を解かれた磐音は御鷹匠監察に紛して密かに家基の護衛につく。

    シリーズ初の上下巻の構成。上巻最終章のおこんさんの危機は、宙ぶらりんのまま終わらせた方が、興行的には下巻の売れ行き間違いなしとなったんでしょうに・・・と思ったのは下衆の勘ぐりか。

    それにしても妖術は勘弁してほしい。。。


    (2010/2/4)

  • 磐音シリーズの35冊目。まあまあのいつものぬるい感じの面白さ。下巻で、道場断絶、義父母の自刃がある。新展開が始まる。

  • 磐音シリーズ初の上下巻。なかなか次が出ないなぁと思っていたら、この手で来たか、と。まずは上巻。近頃このシリーズは妖気とか若干現実離れしてきたなぁとは思いますが。前回から参入の小田平助がしっかりいい味出してます。僅かな登場の家基も、凛として清々しく、その場面を読むだけでも価値あり。

  • 一日で上下巻ともに読了してしまった…。あんなに待っていた最新刊なんだから、もうちょっとゆっくり読めばよかった…と、ものすごく後悔。そして読んでまた後悔。こんなんじゃ、続き出るまで待てない!! 完全消化不良。それでもグイグイ引きずられるように読んだから星は四つ。
    上下巻も出てくれたから、どんな驚く話になってるかなーと思っていたのだけれど、あまりにも衝撃的。書くとどうしてもネタバレになってしまうから書かないけれど、ひたすら田沼意次と磐音たち佐々木道場の政争のお話。妖術使いとかちょっとファンタジー色が出るのは嫌いだし、今津屋のお話が最近影をひそめてしまっているのは不満だけれど、それはまあいいとして、家基が…!読本を読んだ人や歴史に詳しい人は家基がどうなってるかなんてのはご存じだろうけれど。
    でもあたし的にもっともっと衝撃的なラストが待っていた。なんで、どうして、嘘でしょう?って感じ。武士ってそうすることが仕方ないことなのかなあ…。潔さは美しいけれど、これではあまりにも磐音がかわいそうすぎる。これからどうするのよ磐音!!一刻も早く続きが読みたい。

  • 1/7-1/8
    ほのぼの家族の物語である。
    剣劇が入ってピリッとしている。
    妖術使いは余計だな、、。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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