- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575667967
感想・レビュー・書評
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内容(「BOOK」データベースより)
口入屋の女将おせいが営む恵比寿屋に出入りする浪人榎本平四郎。その平四郎が旗本本田家の周辺を嗅ぎ回っていた。無外流の遣い手でもある平四郎の動きに不信を抱いた眠り猫の勘兵衛は、骨董品好きの当主本田織部に故買屋の吉五郎を近付け、その用心棒に平四郎と己をつけるよう画策する。平四郎が本田家を狙う目的とその真意とは!?大好評書き下ろし時代小説、シリーズ第九弾
令和5年2月27日~3月2日詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表題作が切ない。
男だなぁ。それに応える勘兵衛も好き。
「名残雪」丈吉の思いが叶えばいいと思ったけど、ああなってしまったのか。
「逆恨み」のあいつは、本当に最低。あんな逆恨みがうまくいくわけない。
盗賊の身勝手さが身を亡ぼす「共食い」は、悪人が因果応報で消えて、勘兵衛の仕掛けがさすが。 -
日溜り勘兵衛
ピカレスクロマンという言葉がなじまないけど
応援してしまう作品です -
藤井邦夫 著「冬の蛍」、日溜り勘兵衛極意帖№9、2016.10発行。冬の蛍、名残雪、逆恨み、共食いの4話。今回も眠り猫・勘兵衛を軸に、吉五郎、丈吉、おせい達が躍動します。暴君に切腹を命じられた兄(榎本浩一郎)の無念を晴らし、惚れた兄嫁(雪乃)への思いを心に秘めたまま旅立った男(榎本平四郎)の純情を描いた「冬の蛍」、泣かせます。-恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がすー
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