本棚探偵の冒険 (双葉文庫 き 15-1)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575712902

感想・レビュー・書評

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  • 正直最初は引いた。というかドン引きだった。
    エッセイだということも知らず、ただ表紙に惹かれて読んだので、のっけから癖がすごすぎた。

    でも、途中からこうしたマニアックな古書収集家への理解も芽生えてきて、面白くなってきた。自分が古本屋や古本市へ行くのは絶版になってしまった本を探すためか、欲しい本を手頃な値段で手に入れるためだけだったが、世の中にはこんな風に楽しんでいる人もいるのかと驚きつつ新鮮な気持ちで読んでいた。

    しかし、最後の対談を読んで、やっぱり引いた。本に何十万とか、何冊も同じ本を買うとか、綺麗に保存したいから読まないとか、私には理解しかねる。私はやはり今まで通り、古本屋を楽しみたい。

著者プロフィール

(漫画家、雑文家、装画家、プチ音楽家、本棚探偵)
1958年香川県出身。多摩美術大学卒業。
1981年に『ふぉーてぃん』で漫画家デビュー 。
代表作に『月光の囁き』、『日本一の男の魂』など。
さらに「本棚探偵」シリーズ、『東京マラソンを走りたい』、『シンヂ、僕はどこに行ったらええんや』などのエッセイも上梓。
1997年にみうらじゅん賞、2015年に『本棚探偵最後の挨拶』で第68回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)受賞。

「2021年 『ラストシーンは崖のうえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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