時に海を見よ (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575713961

作品紹介・あらすじ

震災後にツイッターで大きく広まった校長先生の卒業生へのメッセージ「卒業式を中止した立教新座高校三年生諸君へ」。その全文を収録し、教育者であり国文学者でもある渡辺憲司校長が、新たに若い世代に向けて書き下ろした「贈る言葉」集。それは3.11後の日本を生きるための強いメッセージとなった。

感想・レビュー・書評

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  • 高校生くらいの、悩める青少年に読んで欲しい一冊。

    「時に海を見よ」
    一言にこめられた、先生からの悩める若者たちへの優しく、厳しい、人生論。

    友情とは
    学ぶとは
    愛するとは
    生きるとは

    40年を超える教員生活の経験談と、教え子とのエピソードも盛り込まれており、いま教師として教壇に立っている人にも是非読んで欲しい内容だった。

  • 私の甥っ子に高校生がいるので、その子が読んだ方が良い本かも。

    高校の卒業生へのメッセージや、若い世代に向けたメッセージ集でした。

    読むの早い人だと、大きな書店で立読みで完読しそうなボリュームです。

    なんで、これ買ったかイマイチ思いだせませんが、恐らく震災関連の本を少しでも触れようかなと思ったのかな。

  • ツイッターで話題になった、震災で卒業式が中止になった高校の校長先生が卒業生に宛てたメッセージ。それに新たに若者たちに向けて書き下ろした「これからの日本を生きる君へ」が加えられている。
    震災や原発の惨状の中、おそらく不安を抱えていたであろう卒業生、そして日本中の若者たちに力強く語りかけていて、奮い立たされるような、背中を押されるような気持になる。

  • 天空海闊という言葉が印象に残りました。東日本大震災から二年が経ち、命の尊さを改めて考えるとともに、これからどう生きていくのか見つめ直そうと思います。著者からのメッセージは読者の背中をポンと押してくれます。めまぐるしい速さで変わる現代に自分を見失いそうになった時に何度も読み返したい本です。

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著者プロフィール

1944年北海道函館市生まれ。立教大学名誉教授。72年横浜市立横浜商業高等学校定時制教諭を皮切りに武蔵中・高等学校、梅光女学院大学(現在梅光大学)、立教大学で教鞭をとった。2010年立教新座中学校・高等学校校長、2015年自由学園最高学部学部長を務めた。主な著書に『新日本古典文学大系74仮名草子集』(共著、岩波書店)、『江戸遊里盛衰記』(講談社現代新書)、『近世大名文芸圏研究』(八木書店)、『新編色道大鏡』(共編、八木書店)、『江戸遊女紀聞』『江戸遊里の記憶』(以上、ゆまに書房)、『時に海を見よ』(双葉文庫)がある。近刊に『生きるために本当に大切なこと』(角川文庫)他がある。

「2023年 『江戸の岡場所 非合法<隠売女>の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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