不思議列車がアジアを走る (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575713978

作品紹介・あらすじ

見覚えある日本の中古車両が走るジャカルタ、真冬のシルクロード南疆鉄道、窓ガラスがないミャンマーの木造列車、レトロな味わいの台湾内湾線、タイからラオスに向かうゆるゆる国際列車、韓国鈍行路線と廃線の街、日本が敷いた線路を時速32キロで走るサハリン鉄道-。不思議列車にとまどい揺られる、アジアローカル鉄道旅。

感想・レビュー・書評

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  • 時間に余裕があれば列車旅したいですね。

  • かつて「ど○く」で連載されていた頃、愛読していた。
    この本ではなかったかもしれないが、著者は列車に乗車中テロに見舞われた経験を持っているらしい。
    (「ど○く」のコラムでそういう話をしていたように思う)
    とにかく経験豊富なバックパッカーである。
    本に載っているようなディープすぎるところには私なら行けない。
    貴重な疑似体験をさせてもらっている。

  • さすが下川さんの鈍行旅行記。インドネシアとチベット・タイの話が面白かった。鈍行列車には、地元の物売りが乗ってくるんだね。普通に旅行していたら、絶対知りえない世界を教えてくれた。ロシアの話がもっと知りたかったな。

  • インドネシア、中国、タイなど、アジア各国の鉄道に乗る旅。

    タイのゆるさには驚き。日本以外の国では多少の遅れくらいはあまり問題にならないといわれるが、それにしてもいい加減すぎるな・・・。

    こういう旅は、「やってみたい」というのがどこかにある。実際にはたぶん無理だろうから、読んで「その気」になれるのがいい。

  • アジアのマイナーな列車紀行。滅多に乗る機会も無いし、廃線寸前?だからいつまでもあるわけではない。貴重な乗車体験を味わえた。

  • 下川氏の作品の魅力は、何と云っても単なる旅行記やガイドの類と違って、行った先で氏が感じたことが非常にリアルに伝わってくることだ。まるで自分が体験したことのように感じられるところが上手さなのだと思う。
    本書は列車をテーマにしているけれど、描かれているのは人である。人を運ぶ列車なのだから当然なのだけど。
    本書はいわゆる「乗り鉄」の人にはお勧めしない。何故なら読むとかならず乗りに行きたくなるからだ!

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著者プロフィール

1954年(昭和29)長野県生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応義塾大学卒業後、新聞社勤務を経てフリーに。『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビューし、以後、アジアを主なフィールドにバックパッカースタイルで旅を続け、次々と著作を発表している。『週末ちょっとディープな台湾旅』『週末ちょっとディープなタイ旅』(朝日新聞出版)、『旅がグンと楽になる7つの極意』(産業編集センター)、『沖縄の離島 路線バスの旅』(双葉社)など著書多数。

「2023年 『旅する桃源郷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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