- Amazon.co.jp ・マンガ (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575832280
感想・レビュー・書評
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話もいいし、何より筆に魂が籠ってる。
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昭和50年代の男子中学生が、いかにエロに飢えていたかを描いた漫画。ネットもない時代、エロ本は河原で拾うかなけなしの小遣いで自販機で買う、その必死さが懐かいと見るか、新鮮と見るかで年や出身が分かりますね。僕はこの漫画の時代の20年後に中学生で、ネットもまだブロードバンドではなかったのですが、ビデオが普及していたので、その違いは大きいですね。とはいえVHS。カバンでかさばって大変だったなぁ。漫画に話を戻すと、この漫画には「あー、こういう奴いたよなー」と思わされるキャラがしっかりと描かれており、毎話それぞれ固定の役割を担っているというのが面白いです。特に竹光という少年は、「竹光なんて、下着泥棒で3階のベランダから落ちて救急車で運ばれたけど、最後までパンツだけは離さなかったらしいぞ。負けてらんねえ」と言われるような、エロに対してもの凄い執念を持った少年です。世代は違っても、中学生の頃のあのエロに対する気持ちを思い出し、酸っぱい気持ちになれる、そんな作品です。
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エロ本探しに奔走してみたり。
誰と誰が付き合っとる(ヤッた)とかをひたすらに探ってみたり。
好きなあの子にただ一目だけでも、見られようと頑張ってみたり。
笑いなしには見られない。
共感なしには見られない。
誰しもが体験する、男子中坊のリアルな姿がそこにある。
いやぁ、しかし。
男の考えとることって、いつの世も全っ然変われへんねんなぁ。