- Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575839364
感想・レビュー・書評
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音楽漫画だが、実際のメロディーや情景は読んだ各々の心の中に創造されるしかない。こんな体感型音楽まんがってあるんだ!と衝撃。
ストーリーはけして薄っぺらくはないのだが、あくまで、現代音楽と戯れる登場人物たちの時を進ませる一応の線という印象。先の展開が気になりつつも、急いで続きを求めずに、作中の音にゆらゆらと身を任せていたい心地がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
勉強になるし、わくわくします。
不思議と音が伝わってくるマンガ。 -
現代音楽って漫画と相性がとても良い。ギャグとして扱いやすい。音の微妙なニュアンスの表現はさすが
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ほんわかちょっぴり甘酸っぱい。音楽好きさん達のお話*
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音楽という形式のなかで音楽が評価され形成されていく、閉ざされた音楽に対して、現代音楽の研究を通して本当の音楽を追い求める学生たちの話。
作曲科に在籍し完璧なピアノの演奏力を持つ義兄へのコンプレックスと、あこがれの女性への思い、捨てきれない音楽への情熱によって、現代音楽の魅力にとりつかれていく主人公。
音楽の理想とうんちくを熱く語る先輩のアオカン(6浪してる)のキャラが面白く、読者の案内役としても重要な存在である。
元気のない主人公に「失恋か?」と聞き、「そのやるせない気持ちが現代音楽には大事なんだ!」と和音の説明をする場面が大好き。
その後、ジョン・ケージの「4分33秒」で主人公の意識が宇宙にまで飛んでいく描写も良かった。
ミュジコフィリアとは"音楽中毒者"の意味。早く続きが読みたい。 -
実際に現代音楽という様なものを聴いた事が無いので、聴いてみたくなりました。
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京都の芸術大学を舞台に現代音楽に魅せられた若者たちが描かれている。どんな音楽か聞きたくなるけれど、実際に聞いたら眠くなってしまいそう。今度京都に行ったときには耳を澄ませてみよう。
脚注に事実とフィクションが混じっているのでだまされそうになる。
ところで朔は美術学部ではいったい何をしてるんだろう?