- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575844696
感想・レビュー・書評
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問題作「pupa」の作者の新シリーズ。
ぶっちゃけ前作以上に読む人を選ぶ。「pupa」でもそんな予感はしてたが、こんなに全裸の妊婦が多数登場する漫画もそうはない。孕ませ・妊婦などのジャンル好きなら喜ぶのだろうか
奇妙な因習に縛られた山奥の村、その旧家の跡継ぎに嫁ぐ天涯孤独の花嫁、不気味な三つ子の老婆、ドブメと呼ばれる無数の乳房をもつ異形の化け物と道具立ては揃っている。そこに更に+されるのが球体間接人形萌え(しかも等身大)。
ヒロインが嫁ぐ村は日本人形の特産地で、夫の生家にも彼が手がけた人形がそこらじゅうに転がっている。
前作に引き続き生理的嫌悪を催させるシーン満載、だが一巻という事もあり若干抑え目。
序盤は謎が多く、幸せの絶頂から突如として人形の躰に押し込められたヒロイン視点で説明抜きにストーリーが進むため、消化不良の部分が多い。
「コドク」は「蟲毒」、「水籠村」は「身ごもり村」、「ドブメ」は「姑獲鳥」or「産女」とひっかけているのだろうが……
「pupa」のような作者の遊び心とサービス精神が垣間見えるおまけが一切なかったのが残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
電子書籍にての読了。全体的な雰囲気はpupaよりは良いものの漫画としての面白さに欠けるなーと感じました。
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山深い閉鎖的な村、古い因習、怪しげな人形、美しい花嫁…ときたら、横溝正史的ミステリーホラー? しかし結婚式の突然の化け物乱入で一気にグロホラーテイストに…。
人形の肢体がエロいとか、鎌を持った老婆に襲われるとか、女の業がぶくぶくと妖化したような化け物とか、良いですね!期待しますよ⁈ -
LINEマンガの無料版で途中まで読んで気になったので購入。
幼い頃の悪夢を振り切り、水籠村で結婚式を挙げることになった絲子。そこで見たのは、自分そっくりに作られた「人形」だった。
人形はなぜ作られたのか?村人が話す、青の母とは何なのか?
村の忌まわしき因習に引き摺られ、絲子は再び悪夢の世界へ…。
人間と人形が交錯する村で、悲運に抗いし女性の物語。