学園×封鎖(5) (アクションコミックス)

著者 : Nykken 八頭道尾

• 双葉社 (2016年2月23日発売)

感想・レビュー・書評

[猿山リムさんの感想 · 2022年4月5日]

　５巻なので基本構造は割愛。
　いろいろなところで、いろいろな思惑から動きがあり、すべてを把握して読めばもの凄く面白い展開なんだろうなぁと思う。
　どの組織が何処まで情報を得て、どう考えどう動くのかというこの手の作品で素一番大事な部分が伏せられているので、推測で補えなくもないが面白さが付いてこない印象。
　ゾンビ的な描写も増えてはきていて、この物語の肝の部分ではあろうと思うが、正直集団と集団のぶつかり合いには邪魔な要素に思える。
　

　もう一つの特徴であるらしいエロ怖さも、ゾンビの説明も薄すぎて怖さが伝わらないし、半裸の女子高生のゾンビ的な物も、もっとエロさを強調した方が怖さが増した気もした。

　これらの不満点が全部伏線で、最後に面白く化ける可能性に期待。