ファースト・レディ (二見文庫 フ 8-1 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576030180

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  • 大統領の夫が亡くなった。悲しみに暮れる暇もなく、元ファーストレディとして仕事を任される事に嫌気がさし、ホワイトハウスから逃亡。逃亡生活は順調に進むも、車と金を盗まれ立ち往生している時に出会った風変わりな家族連れ。話を聞くと弁護士からずいぶん前に別れた元嫁が事故で亡くなって、子供の父親があなたになっていると連絡を受け、事実無根だが里親に出すのも忍びないので子供達の祖母に預けに行く途中との事。子供の面倒をみるからお金を工面出来るところまで身分を偽って一緒に逃亡生活をする事になり…。側から見たら家族にしか見えないけれど全員血が繋がってない登場人物達の絆だったり、いくら子供が可哀想だからといって自分達にはどうすることもできないジレンマだったり。ファーストレディヒロインと一般市民ヒーローがどうくっつくのだったり。なんかいっぱい泣いちゃって一気読みしたから誰かに言いたくて書きました。

  • ヒラリークリントンが唯一女性大統領に近かったのに、なかなか次が出ないなぁ。

  • RITA賞の殿堂作家"RWA Hall of Fame"に選ばれた実力派。
    未亡人となったアメリカのファースト・レディが、様々な重圧から解放され自分を見つけるために放浪にでるという、アメリカ版ローマの休日的なお話です。

    夢見がちでロマンチックな内容だけれど、それぞれに秘密のある道連れが、大切な何かを見つける過程とラストに思わすホロリとしてしまった作品
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3695.html

  • ニーリー・ケースはネル・ケリーと名前を変えて、ホワイトハウスから逃げ出した。ファースト・レディは自由を求めた。

    マットはジャーナリスト。しかし、別れた妻のこどもが自分の子ではないと証明するためにルーシーとバトン、ゆきずりのネルをつれて車で旅をすることになった。

    ネルの自由を満喫する様子、開放感、マットの女の世話はもうこりごりといった感じがよくかけててほんとこの人の話は面白い。14歳の背伸びしてるけどほんとはまだコドモじゃん!ってな具合がいっそう話しを面白くさせてる。

    「キスミーエンジェル」っぽいかな

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    夫の大統領亡き後もファースト・レディの役目を務めなければならなかったニーリーは、つかのまの自由を求めてホワイト・ハウスを脱け出す。放浪の旅の途中で、ジャーナリストのマット、生意気盛りのルーシー、彼女の妹の赤ん坊と出会い、一行はおんぼろモーター・ホームで西への旅を始める。たがいに身分を偽り秘密を抱いたままの旅だったが、やがてニーリーは反発しながらも無骨な魅力に溢れるマットに惹かれていく…RITA賞受賞の傑作ロマンス小説。

    この人はほんとうにティーンエイジャーの女の子を描かせたら天下一品。
    キャラクター設定がきちんとしているから、なのだとは思いますが、目の前でちょっとふてくされた、でも実はとっても素直なティーンエイジャーの女の子が登場するのはロマンス小説のなかでもサイドの楽しみの一つ。
    ぜったいヒーローが翻弄されると相場が決まっていて、そこでヒーローの本質が見えてくる。うん、うまい。あっというまに読んじゃった。

    大勢の人間の中にいる孤独、秘密、そして仮面。
    それらをすべてかなぐり捨てたネルが自分の足で歩いているさまはかっこよかった。
    バットもかわいくてよ。
    ネルの父親とルーシーのエピソードがもうちょっと欲しかったな。

    First Lady by Susan Elizabeth Phillips

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