僕に雨傘、君に長靴 <右手にメス、左手に花束7> (二見シャレード文庫 ふ 3-15)

著者 :
  • 二見書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576091389

感想・レビュー・書評

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  • 全編書き下ろしの今巻は、2本の中篇が入っています。過去のトラウマから温泉旅行をした事が無かった2人が、トラウマ克服のために企画した旅行。でも、急病患者の手術のため、ダンナは後から行くことに。1人先に行ったヨメは、案の定やってきたトラウマに苦しめられますが…。もう一本は、ヨメが作った同僚の貸しを払うために合コンに行く事になったダンナの話。この2人は安心して読めますね。

  • 法医学教室助手の篤臣と消化器外科医の江南。恋人同士のいつもの夕食で、珍しくかしこまった江南がきり出したのは、二人にとって因縁の温泉旅行の提案だった。強姦まがいに犯され、篤臣にとってトラウマとなった場所。そして、江南にとっても消えぬ罪を思い起こさせる場所。
    あんときのこと、もっぺん仕切り直させてくれへんか?
    ──江南の真摯な言葉に、篤臣は過去と向き合うため、その誘いを受け入れるのだが…。
    篤臣&江南の温泉旅行編「旅に出よう」ほか、楢崎と江南の合コン編「愛と嫉妬と鯵フライ」の二本立て!
    おまけの巻末キャラクター座談会つき。

  • すでに出来上がったカップルのお話をこんなにも続けられるなんてすごい。
    サブのカップルがいるわけでもなくずっとメイン。
    シアトルやら大阪やらで舞台が変わるからかな?正直ワンパターンなところもあるけど、続きがあるなら読み続けたい。

  • ついてしまった傷は深くそして決して消えない。けれど傷跡にはできる・・・か。
    強いな、と思った。

  • 温泉旅行と合コン。楢崎先生の出番は増え続ける。

  • メス花第七弾。


    ここからドラマCDは無し。

    温泉で強姦、という始まりを払拭というか 少しでもいい思い出に変えようと提案してきた江南に従い夏休みは湯河原に2泊することに決めた二人。しかし出発当日の朝緊急オペで江南が呼び出された為に篤臣一人で行くことになり…。

    もう一作は、楢崎に頼まれて合コンに江南が参加することになり…。



    毎回読んで思うのは、この二人の揺るぎない相手への思いがスゴいなっていうこと。
    小説だからある程度都合のいい話になるのはそうなのだけれど、二人の態度や思いから学ぶところがいっぱいある。
    P.169 L.3 『二人の関係を確かなものにするためには、「言わなくてもわかっているだろう」とか「この程度のことは許してくれるだろう」という傲りはすてなくてはいけないこと、互いのことだけでなく、周囲の人々も大切にしなくてはいけないことも…』
    という下りなど、ホントそうだよね、と思ってしまった。いや、だから私が出きるか出来ないかはまた別な話なんだけど。


    いつまでも見守っていきたい二人でした。


    エチシーンは各話に1回ずつ。まあ、普通。

  • 続編7巻目。さすがに飽きて来た…。合コンの話は良かったかな。

  • シリーズ7巻。
    仕切りなおしの温泉旅行+合コンで嫉妬なお話。

    旅行初っ端から攻めが手術に呼び出されたり、なかなか予定通りにいかないなあと。
    色々あったけど無事に箱根でのいい思い出も作れたし、安心して読めました。

    合コン話はまあ、楢崎のその後を知っているから余計に違和感(笑)。

  • メス花シリーズ第7弾

  • 二人の真摯な(?)ラブラブっぷりは、読んでいて幸せな気分でした。

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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