月にむら雲、花に風 <右手にメス、左手に花束8> (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576101170

感想・レビュー・書評

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  • 今回は「奥さん」篤臣が法医学教室の助手という立場から鑑定医に昇格した第一歩のお話。鑑定医として一人立ちする事への篤臣の戸惑いやエピソードは、作者の別シリーズ「鬼籍通覧」を思い起こさせるため、これからこのシリーズはたぶん、篤臣の仕事については詳しく書かないんだろうなあと。

  • もう、江南と篤臣の夫婦っぷりが幸せでホント暖かい。
    困難も乗り越えて、更に強まる絆。
    今回は法医学に触った話でより興味深々。
    さすが、先生。
    メス花シリーズホント好き。
    楢崎先生や九条さんも出できて、まんちー・医者シリーズの数年前だから面白い!
    ああ、ほんとこのK医大シリーズ最高!!

  • 消化器外科で助手に昇格した江南に続き、篤臣もついに鑑定医へ。
    その重みを受け止めようとする篤臣に江南は…

    助手に昇格した江南に続き、篤臣も恩師の城北教授から鑑定医への昇格を言い渡される。法医学者としての独り立ちを意味する鑑定医という職の重責のもと、篤臣は司法解剖を初めて仕切ることに。だが待っていたのは、自身の覚悟を根本から揺るがす悲しい事件だった。苦しむ篤臣の背中を姉のような上司・美卯が、気障な友人・楢崎が、何より篤臣を『自慢の嫁』と言って憚らないパートナー・江南が押していく。優しい人たちの支えに、篤臣は祈るように、静かな決意を胸に立ち上がる。江南はそんな篤臣のため、とある計画を立てるが…

  • ふしの先生がおっしゃるほど表現は和らいでいなかったです…w
    空腹がどっかいっちゃいましたwww

  • 鑑定医になるための第一歩の初仕事と辛い真実、篤臣と一緒に読んでるこっちまでドーンと落ち込んでしまいました。その分余計に周りの「励まし」が心に響いたり……。
    なにより今回は江南のナイスアシストに癒されました。あぁ、しみじみいいな、あーゆー夫婦関係って。

  • 初めて仕切る司法解剖。
    このシリーズ医療と二人の関係とのバランスが良くて面白い。

  • メス花 第八弾。


    篤臣に鑑定医への昇格が持ち上がり、初めて司法解剖を仕切ることに。しかし、その遺体は小さな子供で…。


    悩みつつ成長する篤臣を優しく見守る江南。
    周囲の人達に見守ってもらってぐるぐるする性格を励ましてもらえる様、鑑定医の仕事等が詳しく書かれていた。
    今回は篤臣のターンだったね。

    どんなに長く一緒に住んでいてもラブラブで羨ましい(笑)

  • 今回は篤臣のお仕事メインなお話でした。鑑定医という責任ある職に着くことになり、沢山苦悩していく中で、江南や周りの人達に助けられ支えられて、また一歩成長する…という感じ。やっぱりこの二人は安定してますね(笑)いい夫婦だな〜と読んでてしみじみ思いますvどんな困難なことがあっても、二人で乗り越えていくというか。いつまでもらぶらぶしてるのがイイv

  • 一般的に売られてるシシャモはカラフトシシャモ(カペリン)のことが多いが、ホントのシシャモは卵が入ってなくても価値があるのだよ(魚として食べるならオスのほうが、という方もいらっしゃるよう)。そして意外とお値段も張るのだ。

    とどこに突っ込んでるんだ自分。

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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