- Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576131832
作品紹介・あらすじ
ヴィヴィアンは公爵令嬢でありながら社交界の慣習など歯牙にもかけず、自由気ままな生活を送っていた。ある夜会で彼女は幼なじみの伯爵オリヴァーと顔を合わせる。堅物なオリヴァーと彼女は性格が正反対、会えばいつもケンカになってしまうが、じつはずっと互いに気になる存在だった。その晩もささいなことをきっかけに言い合いになり、怒りに燃えるあまりオリヴァーがふいにヴァヴィアンの唇を奪ってしまう。突然のキスに戸惑ってすぐにその場を後にしたものの、情熱を抑えられなくなったふたりは…!?
感想・レビュー・書評
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ミステリとしては読めないけれど
ヴィクトリア朝で、
正反対の二人がすったもんだする話は
とても好きです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「英国レディの恋の作法」
「英国紳士のキスの魔法」
「英国レディの恋のため息」
のウィローメア・シリーズ三部作。
伯爵である祖父の反対にあい、アメリカへ駆け落ち結婚した両親の死後、母親が言い残した通り英国へ渡ってきたバスクーム4姉妹。
頼りにしてきた祖父は既に亡く、後を継いだ従兄が面倒をみてくれることに。
しかし、アメリカ育ちの4姉妹は英国の貴族社会のしきたりを何も知らず、周りを驚かせてばかり。
社交界デビューの為に湖水地方にある館ウィローメアでレディに必要なレッスンを受けることになるが―
そこには謎の侵入者、脅迫状、気球事故など次々と事件が起こり―
先に進むほど好きな巻かな-
自然でのびのびしてた田舎の邸宅舞台も良かったけど、最終巻はシーズンのはじまったロンドンが舞台で、事件も宝石泥棒!だから。
継父が巻を跨ぐほどしつこかったのと、始めの方で拾った犬・パイレーツが最後まで重要な行動をしたのが意外でした。
恋物語としては三女カメリアの展開が良かった-
あと、気球乗りとくっついたプリシラ。
他のカップルはそうなる前提で登場、って感じのままいったから。
二巻だけ誤植が多かった…
p326ルヴェックがルヴィック
p341アメリカがイングランド
pカメリアがプリシラ -
公爵という爵位の庇護のもと、社交界では自由気ままな女性として眉をひそめられてもこれまで問題を何なくかわしてきたヴィヴィアン。
堅物なオリヴァーには、少女の頃から憧れてきたが、会えばケンカばかりの関係で、オリヴァーからは結婚相手に相応しいと思ってもらえない。
それでも、彼への気持ちに素直に従いオリヴァーと関係を結んだ彼女の運命は…
堅物オリヴァーの赤面に萌え
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3498.html -
トリロジーの中で一番楽しみにしていた作品。
ヴィヴィアンがノリノリでオリヴァーに迫っていたのは楽しく読めた。
ただ……物語の進行に必要だったんだろうけど、ふたりのヒロイン(ヴィヴィアンとカメリア)のとある行動に「あんたら……無謀だでよ」と思った。
(ネタバレかも)
ところで、p.403で当て馬意地悪役のドーラが意味ありげな笑みをかすかに浮かべていたけど、これって伏線? と思ったにも関わらず、肩すかしだった。