- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576151878
作品紹介・あらすじ
最強の仕事術=GTDのバイブルが、時代に合わせてアップグレード!
ゆるぎない仕事の基本原則がここにある。
「本書を読めば、マルチタスクと情報過多の時代に必要とされる精神的なスキルを身につけることができる」
――ウォール・ストリート・ジャーナル
【 GTDをマスターすれば…… 】
□ 「次にとるべき行動」がわかってスッキリできる
□ 刻々と変化する状況でも余裕をもって集中できる
□ 望んでいる結果を明らかにして達成することができる
□ 仕事やプレイベートでの混乱や不安を解消できる
□ やっていないことに対してもリラックスできる
感想・レビュー・書評
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GTDとは、GETTING THINGS DONEの略で、"「自らをとりまく世界に対して適切なかたちで関わっていくこと」を主眼とし、ある時点で何をすべきかについて最善の選択をし、現時点で行なっていないことに対して思い悩んだりストレスを感じたりしないようにする手法"のこと。
つまり、頭で覚えておかなくても、今何をやるべきか、まず何をやるべきかをすぐに判断できるような情報の整理術を紹介した本。マニュアルとして使えるよう、かなり詳しくやり方が書かれている。
これが実践できたら理想的だが、準備を整える段階でかなり大変そう。(^_^;)
とはいえ、自分にできる範囲で取り入れて、仕事でもプライベートでも、"あ、忘れてた"ということのないようにしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デビッドアレンの名著の全面改訂版。最も役に立った本と言っても過言ではないが、それが全面改訂になったということ購入。
現状理解は、仕事が増える一方だが、仕事自体もはっきりとした終わりが無い。ネットワークで繋がっている社会になり、変化のペースが急激であり、処理すべき情報が多くなった。「いつ何をするか」という時間の管理から、「いつ何をするのが最善か」という時代になったとも言える。カレンダーはやるべきことの一部しか管理できなくなり、Todolistや優先順位についても数十通のメールが来る中では無力である。長期的な目標や価値観をはっきりさせておけば、日々の仕事の意味や方向性が見えてくるという仕事術が増えているが、日々やらなくてはならない細々としたことに対処できず、結果長い目で考えることができなくなる人が多い。「ゾーン」「フロー」の状態、つまり心が澄み切っていて創造性を発揮しながら、目の前のことに没頭している状態、羽生選手の演技のような状態になることが理想だ。この観点で、最も大切なポイントが、意識しているしていないに関わらず、全てのやるべきことを把握し、一カ所に取込んで行く必要があるということだ。
過去、GTDで曖昧だと感じたのはプロジェクトの概念だった。これを本書では、「求めている結果」をプロジェクトと整理している。
週一回、現在抱えているプロジェクトや気になることを見直し、更新することが必要となる。
現在の行動を選ぶモデル。その時の状況、使える時間、使えるエネルギー、優先度。
完了させた仕事をわざわざリストに入れる人もいるくらい、約束を果たすことがモチベーションになる。
次に取るべき行動は何か?これが最も大切な問いかけである。きになることは行動ではない。車の整備ではなく、ショップの連絡先をネットで調べることだったりする。 -
タスク管理のGTDを実践したいと考えの方にはお勧めの一冊です。
全て考えていることを吐き出して、すっきりしてから適切に整理する。
それをこなしていく。シンプルで良かったです。
また、プロジェクトプランニングのステップとして「ナチュラルプランニングモデル」が紹介されており、思考整理として有用だと感じました。
1点惜しい点としては、本の構成としては少し冗長で同じ内容を繰り返し出てくることがありました。
>>> 簡単にGTDを知りたいなら下記もおすすめです
https://booklog.jp/users/self-methods/archives/1/B00FB22EDS?type=post_social&ref=twitter&state=review -
経営者や管理職、コンサルタントといったマルチタスクが多い人達に有用な、タスク管理、時間管理のやり方を紹介している。ボトムアップのアプローチであることと、紙や手帳といったアナログの有効性に言及している点に共感。全てを実行する必要はないと思うが、なんらかの形で実行しないと、この層のビジネスパーソンに欠かせない、緊急ではないが重要なタスクを逃してしまいそう。いつかやる/多分やるリスト、週次レビューを活用したい。
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GTD(Getting Things Done)という整理術を解説した本。
瀧本氏著『読書は格闘技』にて紹介されていた本で、タイトルが気になったため購入。
結論から言うと、評価のとおりであるが大変参考になる本であると感じた。
かねてより、自分の抱えている課題・仕事・気になることを一元的に管理できるシステムが欲しいと思っており、そのためにはどういった要件が必要となるのか悩んでいたところであったが、本書を読んでその悩みが相当程度スッキリした。
・抱えている課題や仕事をすべて書き出す。
その際には具体的な行動に移せるレベルで記載し、
そこまで書いておけば後で気になることがないレベルで書き出すこと。
また、「結果」を意識した記載を心がける。
・書き出すか否かの段階では重要性は勘案せず、とにかく書き出す。
そうすれば頭の中にぽっと浮かんで余計な脳のリソースを割く必要性が減る。
・タスクを書き出したときにその時使えるエネルギーの観点も記載する。
その時のエネルギーによって、できるタスクが変わってくるからである。
また、ツールとして何を使うか、という点だが本書で紹介されたいた書類受け、ファイル整理用ボックスを購入し、態勢を整えた。
そのほか、基本的に毎日生まれてくるやるべきこと・気になることは「Todoist」というアプリで一元的に管理することに決めた。
今までは付箋を貼り付けて管理していたが、どことなく見落としがあるようで気がかりであったものが、一元管理するツールを決めてからはどこで管理するか迷う必要がなくなったため、どことなく安心感が増している。
ツールを最大限活用するのは、これからの習慣化にかかってくるところかと思うが、本書でも述べられているように、毎週どこかでリストを見直し、不要なものはどんどん削除していくように心がけようと思う。
本書の後半では、毎日のタスク管理からさらに視線を遠くへ移し、人生全体でGTDを適用するコツ・意識の向け方が開設されている。
このレベルになるには日常レベルでのGTDを完ぺきにこなせるようにする必要があるが、今後人生レベルでもGTDを活用できるように心がけていこうと思う。
GTDを使いこなすにはまだまだ道半ばであるが、少しでもタスク管理について負担が軽くなるよう、このシステムを十分に活用できるよう引き続き頑張っていく。 -
Getting Things Doneの一番根本的な本。
前作よりもより洗練され、理解がしやすかった(前提知識があるだけかもしれないが)。
デジタルツールに関して具体的な例示を避けたのも、いいですよね。技術の発展ははやいので。
ただ、分厚い…。 -
この大型連休の密かなテーマは自分流のGTDを
構築すること。仕事がごちゃごちゃしたときも、
適切な判断ができるようにすること。
インボックスの設置、各種書類の行き先、
これからの10年のために、自分のものにしないとね。 -
audiobook.jpにて拝聴。電子書籍化されないのでありがたかった。
個人的にObsidian(メモアプリ)で実践していることにかなり近かった。やるべきことを洗い出せば、あとはやれるときにやるだけ。今の自分はタスクをカレンダーに埋め込んで計画してしまうことが多いが、これは仕事に追われすぎてないからできることなのかな。
具体的な手法とは別に、根底にある思想としては同時に読んでいた「世界は経営でできている」ととてもよくマッチしていた。目的とアプローチはやはり大事。 -
自分に関わることの整理術。考えや理論は分かった。
ただ一読しただけでは効果なく実践するのみか。読んだだけだはイメージもつきにくい。実例があると良かった。