その愛に終わりはあるか (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
3.50
  • (2)
  • (4)
  • (5)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 55
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576180540

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • めちゃくちゃ面白かった…!!!マジで文句無しの100点…いや、120点です!!!+.+゚d(´∀︎`*)グッ!!
    BL小説を読んで心の底から萌えたのなんて久しぶりだったし、途中から読み終わるのが嫌過ぎてちまちま読み進めてたら読み終わるのに3ヶ月かかりました(笑)

    何が良かったって、CPですよ、CP…!!!
    今回、攻めは指定暴力団の組長(鷲沢)、受けは警視庁捜査一課の係長(尚三)という組み合わせなんですが、ここまではまだ普通の、BLではお馴染みと言っていいほどよくある設定なんですよね。
    でも、何とですね、この二人…年齢が45歳なんです!(笑)
    受けも攻めも50歳近いCPのBL小説なんて見た事あります!?(因みに私は初めてお目にかかりました笑)

    ヤクザの愛人が警察官っていう設定はよくあるけど、警察官の愛人がヤクザっていう設定はあまりないのでは!?(○´艸`)
    あとがきで作者さんがテンプレ通りにいかない事を嘆いていましたが、だからこそ良かったと私は声を大にして言いたいッ…!!

    で、更に面白いのが攻めが始まりから終わりまで常に受けの尻に敷かれっぱなしだということ…!( *^艸^)プププ
    主導権は常に受けである尚三にあって、財布を出せと言われたら文句を言わずに金を出し、車を出せと言われたらやっぱり文句を言わずに車を出し、尚三のネクタイまで結んであげる鷲沢の献身的な姿は最早ヤクザの組長というより召使いです(笑)
    まぁ、鷲沢も鷲沢で一般的な常識からはかなりズレた男だから度々勝手な事はするんだけど、その度に尚三に怒られてしゅんとなるのが情けなくて可愛いし、何より尚三の命令には絶対服従で一切逆らわないのがめちゃくちゃ萌えるんですよね…。仮にもヤクザの組長だと思うと尚更…(//∇//)

    因みに二人の馴れ初めは作中でさらっと説明があるだけで、特に深掘りはされていないんですよね。まぁ、ページの都合であえて省略したのかもしれませんが、なかなか衝撃的なエピソードでしたし、何より私が個人的に気になるので、そこは是非書いてほしかったです(笑)

    正直、最初はもっとシリアスで真面目な作品だと思って身構えてたんですが、良い意味で予想を裏切られました。
    昔は主食と言っていいほど大好物だったヤクザ(シリアスだと尚更)ものが年々苦手寄りになり、そういう雰囲気の作品は買っても後回しにする傾向にあったのですが、こんなに面白いならもっと早くに読んでおけば良かったと大後悔…!(><)
    表紙ほどシリアスな雰囲気ではなかったし、寧ろコミカルな部分が多い上に文章もとても読みやすくて凄く面白かったです。
    こちらの作品、どうやら「ダークホースの罠」という作品のスピンオフらしいので、次はスピン元も読んでみようかな、と検討中です♪(因みにスピン元未読でも問題なく楽しめました!)

    あと、忘れちゃいけないyoco先生のイラストも凄く良かったです …!
    表紙も素敵でしたし、挿絵のページも素晴らしくて次はどんな挿絵だろう?とページを捲るのが楽しみでした♡
    久しぶりに最高のBL小説に出会えて嬉しいです。お気に入りの一冊!∩︎(^∇︎^)∩︎ バンザイッ

  • スピンオフ元の作品を尽く最初に読めない人生

    でもこの作品が最初でも十分読めた
    BLよりも警察小説の割合が多い

  • 暴力団組長×刑事
    仕事に追われ、ほとんど睡眠も取れずにやっと帰った家でわずかな睡眠を取ろうと鍵を閉めて、ケータイを切り…それでも数時間の睡眠を邪魔しに求愛にやってくる男鷲沢は暴力団組長であり、南野の元兄弟であり、パートナーだった。まさに押しかけ女房的な強引さで南野に迫る鷲沢。もううんざり、なんどキツい言葉を投げつけても一歩も引かない南野馬鹿の鷲沢。
    事件に忙殺される南野。そんなとき事件の犯人の目撃者としてやってきたのは鷲沢にそっくりな青年で…

    理不尽な上司と鷲沢の隠し子疑惑と、押し寄せる事件。それに加えてやたらと周りをうろちょろする鷲沢にもう南野は大変なことになりますが…、なんかしっくりこないお話でした。
    なんで鷲沢がそんなに南野にこだわるのかとか、2人の関係性とかが、あんまり実感できなくて、ピンとこないまま終わったなぁって感じ。
    南野のキャラもあまり掴めないままだったな。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1月9日生まれ子供の頃からずっと犬のいる生活を送っています。今は黒柴とキジトラ猫と共に暮らしています。

「2023年 『老舗酒蔵のまかないさん 三 門出の春酒と桜舞い散るお花見弁当』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷崎泉の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×