悲しみにさよならを (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション(ロマンス・コレクション))

  • 二見書房
4.17
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本棚登録 : 22
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576200224

作品紹介・あらすじ

16歳のローガンは、ルイジアナ州の小さな町で、親代わりの兄デイモンと二人暮らしをしていた。ある夜、謎の男が自分の妻の殺害を兄に依頼してきた。兄が断ると、男はその場で兄を射殺した。その現場を隠れて見ていたローガンは、男の車が白いシボレーであることしか確認できなかった。不十分な目撃情報を通報すれば、今度は自分が目撃者として犯人に狙われるだろう。しかし事件を知らないふりをすれば、遺体が発見された時に、未成年である自分は養護施設に送られてしまう。両方の可能性を恐れたローガンは、遺体を現場の沼地に埋めて兄の死を隠蔽し、人知れず故郷から姿を消した。
 10年後、ローガンは未亡人となり、亡夫のビジネスを引き継いでいたが、兄の殺人犯を捜そうと決意する。犯人の手がかりは10年前の夏に白いシボレーに乗っていた男で、その後、妻を亡くすか離婚しているはずだ。ローガンは該当する男の調査を探偵事務所に依頼し、亡夫の親友ウェイドにビジネスを任せて故郷に戻った。
 故郷でローガンを待っていたのは、兄デイモンを殺した犯人、通称ビッグボーイだった。彼はデイモンに生き写しのローガンが大人になって町に戻ってきたことを知って震え上がり、自分の犯行を嗅ぎつけられる前に彼女を殺そうと狙撃するが、慌てていたため致命傷にはいたらなかった。病院に運ばれたローガンを助けるために、昔から彼女に恋していたウェイドが駆けつけ、犯人を捜しはじめるが…。

感想・レビュー・書評

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  • 事件の解決が非常にあっさりしていてものだりなさを感じる。ストーリーは一応しっかりしている。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    兄と二人暮らしのローガンは、兄の殺害現場に居合わせるが、目撃したのは走り去る犯人の車だけだった。不十分な目撃情報を警察に話せば、今度は自分が狙われるのだろう。だがこのまま兄の遺体が発見されれば、未成年の彼女は養護施設に送られる。悩んだ末にローガンは兄の遺体を自分で埋め、人知れず故郷を離れた。十年後―再び天涯孤独の身となった彼女は、兄への思慕から、犯人捜しを決意する。町に戻った途端に何者かに襲われるが、単純に思われた事件は十年の時を経て意外な様相を呈しはじめ…。

    熱帯地域の描写が読んでいても息苦しい。ヒル?痛くないんか?とか、思う。
    16歳で車の運転が出来たのは幸い。
    でもウェイドの視線に2年も気がつかないというのは鈍感すぎないか?
    警察署長もローガンのお兄さんもいい人?悪い人?って思う時間が長かったけど善人で良かった。
    ほぼほぼ一気読みでした。

    Betrayed by Sharon Sala

  • 10年前に兄を殺害した犯人を見つけるため、ローガンは故郷に帰る。
    ヒロインの環境はとてつもない孤独だけれど、理解して見守る人達が実は周りにいるのが救い。
    ウェイドがヘリから降り立つシーンがめちゃくちゃカッコいいし、魅力的な男性キャラがたくさん出てきます。
    そして何よりローガンがカッコいいよ。

    ところでルイジアナって信心深い土地なのかな?(キリスト教的な言い回しがローガン含めサラッと出てくる)

  • 10年前に兄を殺害した犯人を見つけるため、ローガンは故郷に帰る。
    ヒロインの環境はとてつもない孤独だけれど、理解して見守る人達が実は周りにいるのが救い。
    ウェイドがヘリから降り立つシーンがめちゃくちゃカッコいいし、魅力的な男性キャラがたくさん出てきます。
    そして何よりローガンがカッコいいよ。

    ところでルイジアナって信心深い土地なのかな?(キリスト教的な言い回しがローガン含めサラッと出てくる)

  • 凄く強い女性ですね。尊敬します。

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著者プロフィール

シャロン・サラ Sharon Sala
農家の娘として育ち、農場主の妻となるが、日々の仕事が好きになれずに小説の執筆を始めた。
1980年に書き上げた初めての作品を出版社に送る勇気はなかったが、1985年に父親が亡くなり、二カ月後に姉妹が急死したことから一念発起した。
自分自身が夢をかなえた今、時には作品のなかで厳しい現実を描き、一方で、希望と愛を文章の端々に織り込んでいる。
RITA賞8度ノミネート、アメリカロマンス作家協会功労賞受賞、ロマンティック・タイムズ誌功労賞5度受賞をはじめ、受賞歴数多。

「2020年 『悲しみにさよならを』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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