異世界でエルフと子育てしています (二見シャレード文庫 こ 8-1)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 55
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576210094

作品紹介・あらすじ

元ヤンのライトは、異世界で高貴なエルフに溺愛され、獣人の子育てをしながら魔術を習うことに。ところが王の追っ手が迫って!?

感想・レビュー・書評

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  • 異世界召還ストーリー。
    お子ちゃまたちとほのぼの感だけでなく、自立と成長のお話でした。
    2つの大きな出来事に巻き込まれ辛い経験をしながらも、元々の資質である純粋さ、生真面目さと優しさで前を向くライトの姿が良かったです。

    長寿のエルフが色気な形で活躍する世界観が面白いなと思いました。
    ライトが右も左もわからないながら、エルフ建国の元王、グウィンに支えられながら、やりたい事を見つける姿は、抱きしめたくなる程可愛いのです。

  • 異世界に召喚された高校生に巻き込まれたおまけのライト。この話のおまけに対する扱いはひどいものです。何度も死にそうな目にあうのが辛くなります。
    そんなダークな部分に比例して、表紙にあるようなほのぼのさとエルフのグウィンに溺愛されるのでよりいっそう幸せになります。
    エルフらしからぬ性欲の強さとライトを徐々に調教してしまう腹黒さ?年の功のグウィンが好ましいです。

  • 読む前はタイトルと表紙の雰囲気で割と溺愛ほのぼの子育て異世界BLかと思ったけど、ダークファンタジー寄りで残虐描写が多めだった。
    最初に死にそうな酷いおもいをした主人公よりも一緒に召喚された高校生4人がめちゃくちゃに酷いことになってて衝撃。
    4人誰も救われなくて主人公だけが幸せになる結末に微妙に後味がスッキリしない話だったかも。

  • エルフ×異世界転移してきた板金工

    作者あとがきにもあるようにあんまりほのぼのしていません。それどころか、かなりエグい描写が冒頭と終盤に…。

    受けが冒頭、理不尽に酷い目に遭います。召喚のオマケだったらしく、用無し&口封じのためかいきなり投獄。
    しかし間もなくエルフに助けられ、一安心…と思って寝ていたら今度は森に捨てられ。
    命からがら抜け出したところは寒村で、食い扶持を増やさせたくない受けは隣町に行くのですが、そこは弱肉強食の炭鉱街…
    死にそうになったところをまたもやエルフが救出。
    そこから2人はこの国を脱出しようと旅を始めました。
    このあたり、攻めのエルフも含めて胸糞展開でした。

    基本的にこの作者さん大好きなんですが、なんか今作はチグハグな印象だなぁという…。それぞれのエピソードがすべて中途半端に感じました。 
    諸悪の根源があんな風に終わったのは衝撃でしたが、それもなんかスッキリしない展開でモヤモヤが残りました。
    あとイラストの受けがあんまり可愛くないな…好みじゃなかった。

  • 表紙のイメージと内容の落差が激しい...

  • 勝手に異世界に連れていかれて、不要だと判断されて殺されそうになったライト。グウィンと一緒にいられるようになるまでのライトの境遇が辛すぎる。よく生きていられたな。と思うほどに。王に捨てられなかった4人のことを心配できなかったライトの気持ちは、痛いほど理解できた。その4人も全く幸せではなかったけれど...。今後はライトにはグウィンと一緒に、表紙のイメージ通りの平和な暮らしが待っているといいな。と思った。

  • ちみっこ・獣人・エルフと主人公らしき人間がわちゃわちゃしてる表紙に、小中さんらしい可愛らしくも楽しい物語が展開されるんだろうなーと期待していたらちょっと意外な展開に。
    あとがきにもあるようにブラックみがあるお話で、これ本当に小中さん?てなった。最後はハッピーエンドだけど、ホワンとしたいつもの愉快なファンタジー世界を想像してしまうと戸惑ってしまうので注意。

  • 小中先生の作品の中では『魔術師は野獣な貴公子に溺れる』と合わせて、ちょっと毛色の違う感じだった。あっちよりもページ数分?決着に時間を掛けられた感じかな。
    ヤンキーっていうシーンは特になく寧ろ弱かったし、よくある「溺愛」って表現も結構早い段階からお互い受け入れてイチャイチャしてただけだったし、子育てってとこもタイトルに掲げるほどではなかったんだよねー。
    だからどっちかと言えば昔話?最後の文章に『異世界でエルフと子育てしています』が入ってENDなのではと。
    最後の最後、エピソードが箇条書きにさらっと記されて、2人の話が一切出ずに終了するんだよね。そこが何よりピンとこなくて、、、
    コレって文庫で出すべき物語ではなかったのでは?と思いました。
    ノベルズ超えて長編で是非読みたかったなぁ。

  • 異世界で、エルフと、子育て。
    よく聞くキーワードだけど、甘くなーい!
    召喚されたのに、まさかの「お呼びでない?」状態。呼ばれたのは高校生4人で、自分は巻き込まれただけ。
    いきなり牢獄へ送られるわ殺されそうになるわ散々な異世界デビュー。
    何とか命は助かった後も結構な過酷な状況に。
    エルフで隠者のグウィンに助けられて、彼の隠れ家に匿っているちびっこ3人のお世話をすることに。ちびっこがかわいいし、年長のエシルの、子どもながらに自分の立場を自覚ししっかり振る舞おうとするところが(でもやっぱり子どもだよねっていうところもまたいい)切ない。
    しかし、高校生たちの末路の悲惨なこと…いや、ざまみろじゃすまないっしょ(;TДT)ガクブル
    彼らだけでもねぇ、戻れたら良かったのにね。 
    えちシーンはさらっと目。

  • 中途半端

     異世界転生もので、召喚されたものの袋叩きに遭い、死にかけた【受け】が【攻め】であるエルフに救われて………という、
     
     良くも悪くもないのですが、ファンタジーとしては甘味がなく、かといってシリアス・重厚でもない。ただただ暴虐シーンがダークで残酷な印象が強く残る、物語の主旨がよくわからなくてメリバな終焉に違和感と中途半端さを感じてしまいました。

     奇をてらったような残酷シーン描写が、物語に必要不可欠な要素だとは思えなかった。 その為に物語のトーンと流れが中折れしたように感じて作品に引き込まれず、読了してしまいました。

    ただ、【攻め】のキャラクターが表紙イラストのイメージ通りスパダリ感あふれる美丈夫だったのが、
    救いでした。

     

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著者プロフィール

小中大豆(こなかだいず)・作家・白泉社「指先がすれ違う」にてデビュー・現在、BL各レーベルで執筆中

「2022年 『王さまのがっこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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