- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582231236
作品紹介・あらすじ
弓ヶ浜、植田家の食卓、夏まつり、母のこと、終戦の日、風船ガム、とんどさん、犬たち、ファッション道楽、リハビリetc.-愛娘カコちゃんが、父・植田正治の日々の暮らし、撮影の秘密をはじめて明かす。1930‐50年代撮影の未発表写真21点+代表作26点を収録。
感想・レビュー・書評
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植田正治の写真は人が撮れているな。物をとっても人を感じる。
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世界的に有名な写真家である植田正治。
弟や母とともに、たくさんの写真のモデルとなった長女のカコちゃんが
優しい眼差しで父の思い出を語った本です。
カコちゃんが語る撮影秘話、裏話を読んだあとでは
おしゃれなアート作品だった写真たちが、
たちまち素晴らしい家族写真へと
変身して見えます^^
一生を過ごした地元境港と
暖かい家族の中でこそ彼の作品は生まれたのだなと感じられる素敵な本でした。 -
写真家・植田正治のことを
娘の“カコちゃん”こと和子さんが綴った本。
誰からも慕われた人柄がよくわかる。 -
一人の写真家の生活が、人となりが、人生が、娘の視点から書かれています。とても味わい深い一冊です。
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植田正治写真美術館へ行ってみようと思います。きっと、何か見つかるに違いない。
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うまく表現できないけど、写真見てみて下さい。
カコちゃんの文も読んでみて下さい。
なんとも味があります。 -
植田正治作品、昭和初期の境港の暮らし、暖かい家族の思い出話、それらが素敵にコラージュされた魅力的な一冊です。境港や植田正治写真美術館を再訪したくなりました。
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本としての完成度が高いのは、植田正治氏の写真が随所にあることと、筆者が一番身近で植田正治氏に接していた娘さんであることが、写真家であり父である植田氏の実像を伝えてくれていることの2点によっている。
内容ももちろんだが、装丁、帯に至るまで充分に吟味されているという印象を受けた。
これからも大事に大事に、何度も読み返すことだろう。 -
著者が父 植田正治 について綴った本。
家族ならではのエピソード満載です。 -
独創的なモデル写真のパイオニア、植田正治の長女が語る、正治と妻、そして植田家の暮し。自らも子どものころから正治のモデルになっていた著者。一家総出で写真に向き合っていた様子がよくわかります。