- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582287950
感想・レビュー・書評
-
80年代の「りぼん」読者時代に読んだ読み切り短編で、おそらく一番印象的だったのが表題作の「魔法の砂糖菓子」だったと思う。思春期真っ只中の中学時代、萩岩さんの紡ぐファンタジー世界に魅了され、コミックスも何度も読み返した。
あの名作が、愛蔵版として発売されていたとは!懐かしくて思わず買ってしまった。大人になって読んでも、全く色褪せないクォリティの高さ。同時収録の「不思議の国の金魚姫」も同じく大好きな作品で、ちょっとシュールでスラプスティックなSFファンタジー。「くじら・舞踏会」「おちこぼれ天使シリーズ」は今回初読みだが、ドタバタながらテンポのよいコメディで、何よりキャラクターが愛くるしいのが萩岩作品の魅力だと思っている。そして、大人な男女のシュッとした美しさには、彼らより年上であろう今の自分でさえクラっとする。
装丁も素敵で、まるでおもちゃ箱のような、持っていて嬉しくなる一冊だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルと装丁、「この世の美しいもの、すべて 」という帯が良かったから購入。
80年代「りぼん」読み切り作品。
「くじら・舞踏会」がいいかな。
マンガ選びってほんとに難しい。
時間単位で考えれば、本よりもはずれ度は低いと言えるかも、と初めて思った。
かんたんな消費者ですけど、年を取ると、自分のなかで鑑賞のハードルが上がってしまって残念。
取捨選択がより重要だなと実感しました。 -
短編集。
表題作が特に好き。美しい絵にぴったりの美しいお話たち。
落ちこぼれの天使ちゃんのお話も素敵。 -
無理や大きなインパクトがなくても、心に残るもは作れるんだなと思った