愛蔵版 萩岩睦美短編集 魔法の砂糖菓子

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582287950

感想・レビュー・書評

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  • 80年代の「りぼん」読者時代に読んだ読み切り短編で、おそらく一番印象的だったのが表題作の「魔法の砂糖菓子」だったと思う。思春期真っ只中の中学時代、萩岩さんの紡ぐファンタジー世界に魅了され、コミックスも何度も読み返した。
    あの名作が、愛蔵版として発売されていたとは!懐かしくて思わず買ってしまった。大人になって読んでも、全く色褪せないクォリティの高さ。同時収録の「不思議の国の金魚姫」も同じく大好きな作品で、ちょっとシュールでスラプスティックなSFファンタジー。「くじら・舞踏会」「おちこぼれ天使シリーズ」は今回初読みだが、ドタバタながらテンポのよいコメディで、何よりキャラクターが愛くるしいのが萩岩作品の魅力だと思っている。そして、大人な男女のシュッとした美しさには、彼らより年上であろう今の自分でさえクラっとする。
    装丁も素敵で、まるでおもちゃ箱のような、持っていて嬉しくなる一冊だ。

  • タイトルと装丁、「この世の美しいもの、すべて 」という帯が良かったから購入。

    80年代「りぼん」読み切り作品。

    「くじら・舞踏会」がいいかな。
    マンガ選びってほんとに難しい。
    時間単位で考えれば、本よりもはずれ度は低いと言えるかも、と初めて思った。
    かんたんな消費者ですけど、年を取ると、自分のなかで鑑賞のハードルが上がってしまって残念。
    取捨選択がより重要だなと実感しました。

  • 短編集。
    表題作が特に好き。美しい絵にぴったりの美しいお話たち。
    落ちこぼれの天使ちゃんのお話も素敵。

  • 無理や大きなインパクトがなくても、心に残るもは作れるんだなと思った

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著者プロフィール

1962年福岡県生まれ。漫画家、イラストレーター。
1978年りぼん4月大増刊号で漫画家デビュー。
「りぼん」「コーラス」「YOU」「office YOU」と、少女・女性漫画雑誌で活躍。
代表作「銀曜日のおとぎばなし」「小麦畑の三等星」「がんこちゃん」「天然家族」など多数。
絵本「くりちゃんのふしぎながっき」や北九州市のゆるキャラ「モモマルくん」のデザインなど活動は多岐にわたる。


「2019年 『萩岩睦美 かわいいぬりえ&ポストカードブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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