仮面の男と悪の軍団

  • 平凡社
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本棚登録 : 125
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582315141

作品紹介・あらすじ

『オズの魔法使い』『ピーター・パン』『ふしぎの国のアリス』……謎の「仮面の男」を追って、双子は本から本へ物語の世界を駆けまわる。映画化決定! 冒険ファンタジーシリーズ第4弾!(全6巻)

感想・レビュー・書評

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  • 複数の世界で話に動きがあり、謎や新しい発見と出会いが展開されていく。
    面白かった。
    小学生低学年では習わない漢字のルビがないので、中学年から高学年ならば、辞書なしでも読めるかも。

  • おいおい,お店広げすぎじゃないか?~先代のフェアリーゴッドマザーがいなくなり,その城に薬を盗みに入った仮面の男をみたアレックスは,取り乱して,妖精院と対立し,地位を剥奪されてしまった。妖精院は行方不明の子供を探す方が大事だという。アレックスは雲の上でマザーグースと再会し,やがて仮面の男が父親の弟だと知る。叔父は母が作った扉の薬を使って,本の世界に飛び込んで,悪い連中を掻き集めて,ランドオブストーリーズを征服する計画らしい。赤ずきんのフロッギーの結婚は魔女モリーナの悪巧みによって潰され,双子とゴルディロックスとジャック夫婦,マザーグースも,叔父ロイドを追い掛ける。オズの魔法使い・ネバーランド・不思議の国のアリスの世界へと進んでいくが,罠に掛けられ,アレックスとマザーグースはアーサー王の世界へ,コナーとピーターはロビンフッドの世界へと閉じ込められ,扉の薬作りを始める。かつて双子と旅したブリーは自分にも魔法の血が流れていると考えて,祖母の従姉妹を訪ね,魔女のネットワークを作られて,2つの世界の重なりが研究されていることを知る。それをエメレッヒに知らせようとすると,エメレッヒはモリーナに掠われていて,仮面の男の子であって,アナザーワールド移住計画に切り札になるというのだ。コナーも魔法の力を手に入れ,自分が描いた物語から頼りになる軍団を結成しようと決意する~と思ったら,完結しなかった。地元の図書館に,このシリーズは置いていないので,早めに読み進めなくては!全6冊だけど,多分,5巻目も続くだろう

  • 続くんかーい!!!!

  • さらに別の物語の世界に次々と入っていくので、シリーズ中で一番ページが進んだ。グリム・シスターズがかっこいい。

  • 2020年最初の読書は大好きなクリス(否、カート)の作品で。
    かつてわたしが夢中になった物語が次から次へと現れて、これにワクワクしないかつての子どもはいないのでは。

    クリスはわたしたちと同じく、物語に魅せられたかつての子どもで、こうしてわたしたちにまた新しい夢を見させてくれる。
    最高のストーリーテラーだな。(でもまた歌ってほしい)

    続きも楽しみだなぁ。
    ワクワクするこの気持ちをひとりでも多くの子どもに味わってほしい。

  • シリーズ4作目。

    楽しみにしているシリーズです♪
    全6巻とのことなので、中盤戦といったところ。
    このシリーズ、キャラクターがとても生き生きしていて読んでいて楽しい^^
    推しキャラはやっぱり赤ずきん、ですかね~♪
    まっすぐで子供のようなレッドだけど、時々妙に的を得たことを言ったりする所にいいなって思います^^
    あんなに嫌がっていたロストボーイズのいいお母さんになってる所がレッドらしい♪

    アレックスはやっぱり少し傲慢?な部分があるような気がして、最初の頃のようには見れないんですけど物語が進んで行くのに合わせて成長していってくれると信じてます。

    全6巻、次がコナーの物語でヒーローを集めていくようなので最終巻で決戦といったところでしょうか。
    私的には、あれから数年後、いろいろ経験したアレックスがどのようなフェアリーゴッドマザーに成長したのか。
    成長したアレックスが立ち向かう試練みたいな物語をぜひ読んでみたいです♪

  • 今回は一度離れた双子がまた揃うまでやきもきした。今それどころではないんじゃというアーサーとアレックスの関係が切ない感じになって、まさかのマザーグースとの別れ。でもいろんな登場人物が増えて整理が難しい。フロッギーもどうなるか気になる。

  • 前作から146日、と言うことで思ったよりも経ってませんね。5ヶ月くらいかな。実際翻訳版も3ヶ月ごとに新刊出てますし、ペース早いですよね。

    表紙、某会社のアニメーションとデザインが似ているなぁなんて思いつつ。原作の描写に沿ってるのかも知れませんがね。

    プロローグからわくわくしました。アンデルセン。新しい魔法は読書家の夢の塊。それにしてもロイド。何とか救えないものでしょうか。本当に根っからの悪人なのでしょうか。そんなはずないと思いたいです。

    本編は現在に戻りいつものメンバー登場。
    妊婦さんにこんな無理をさせて大丈夫なのでしょうか。アザーワールドの妊婦さんは特別頑丈なのかもな。
    相変わらずレッドは良いキャラしてます。こぶたともうまくやれてるみたいですし。ある種サバサバしてると言うか。強いですね、女性陣。

    今回ストーリーの中心になっていくだろうアレックスの暴走。どんな作品でもそうですが、暴走チートキャラ、びくびくする周りのキャラ。この構図が何故か苦手。本人達には苦悩もあるでしょうが、迷惑すぎてイライラしてしまう。そう言う問題点がなければドラマが生まれないのはわかっているんですが。

    前作から登場のエメリッヒが相変わらず可愛いです。賢いです。ブリーもまた逞しい。

    双子の母、シャーロットは愛情深い母親ですね。双子を危険な世界に送り出す勇気もありますし。いやしかしよく送り出せたなぁ。夫や仲間達を見ているからかな。

    双子とは言え、大人の身内がいない世界での生活は相当心細いと思うんです。本人達は毎日の冒険に忙しくて気づいていなくても。14歳。思春期ですしね。まだ大人にならなくても良い年です。

    ところで、妖精院のメンバーは、誰もロイドのことを知らないのでしょうか? 双子の父親に似た弟がいたことを? 仮面の男の正体を? フェアリーゴッドマザーが悲しみのあまり何かしたのかしら。みんなの記憶からロイドの存在を消すとか。アレックスが怒りに呑まれて豹変すると思っているかも知れないけれど、元よりその性質があってのことだと私は思う。高慢さの様なものが透けて見える。14歳なら仕方ないのかも知れないけれど。大抵は根拠のない自信を持っている時期で、彼女には根拠があるのだから余計に。しかし14歳の少女をフェアリーゴッドマザーの座につけるとは。重過ぎますね。
    ここでもレッドは好感が持てます。しかし軽んじられがちなんですよね、こう言うタイプは。なんて、つい肩を持ちたくなる。

    マザーグースの登場。彼女の日記にロイドのこと、書いてありそうですね。

    ここへきて新キャラ登場。一癖も二癖もありそうな魔女です。翻訳、語尾や文末がところどころ引っかかる。“入り込めてしまう”と言う言い回し。その前にも幾つか似たような言い回しがあり、引っかかりました。
    モリーナはチャーリーに反応しましたね。カエルの呪いをかけた魔女がモリーナとか……?

    レッドかわいいなぁ。ゴルディは脳内で朴璐美さんボイスで再生されます。
    魔法の薬のルール。ひとつ目はどのようにしてわかったのでしょう。誰か消滅してしまったんですかね。気になります。

    お気に入りのレッドにフロッギーの様な良きパートナーがいて嬉しいです。レッドがとても愛されているのが嬉しい。そしてやはり邪魔が入りましたね。
    「モリーナは何もしていない、チャーリーが選択した」って何もしてくれない妖精院て何なの。脅迫は罪にならないのか。その鈍感な感覚が謎だ。

    種明かし、何で蛾だったんだろう。
    死者の魂を象徴してたりするんですかね。私だったら絶対乗れないな……。
    そしてルーク。彼にも比較的同情的です。大切な人を守るために世界を危険にさらした。でも、理解できるし、大切な人を犠牲にする人も嫌ですよね。誰もが抜け道をパッと思いつけるわけじゃありませんし、リアルな判断だと思います。大義のために死を選ぶ、みたいなのは好きじゃありませんし。アレックスはまだ若いから、潔癖さは仕方ないのかな。

    いよいよ冒険パートのスタートです。いつものメンバーで物語の世界へ! わくわくしかないですね。ハジェッタは何となく、ハンナ・マークス、サマンサ・バークス、ミンディ・カリング辺りのイメージです。結構好きなキャラクター。
    レッドのハートの強さは救いです。
    本の世界に行けるなら、安全で平和な世界が良いものですね。
    素直で無邪気なレッドが時々発揮する、“無意識に真理をつく”ところがとても好きです。

    オズの魔法使いに続き、ピーターパンの世界です。何だか読んでいるだけで胸がいっぱいになってきますね。ひとつの世界にひとりずつ置いていかなければならないとなると、レッドもそろそろ置いてけぼりかしら。でもロストボーイズは物語を求めているし、ひょっとしたら作家志望のコナーが? いや、主人公が残ることはなさそう。それにロストボーイズも同行するかもですし。
    さて、お次はふしぎの国ですね。みんなが大好きなモチーフが続きます。

    久々のブリー。なるほど! シンデレラの継母と姉たちはこっちで食堂を始めたんですね。何だか凄く幸せそうで、人生やり直せていて嬉しくなります。いやぁ、良かった良かった。人生知らないどこかでやり直し、できたら良いですよね。

    アーサー王の世界。何となく、バックトゥザ・フューチャーの二人を思い出します。自分の世界が本の中の世界だと知っても気にしないところが凄いですね。さすがはマーリン。本の中のキャラクターは善悪はっきり分かれているので、潔癖な少女からすると理想的に映るかも。
    本は入口であり出口である、何も起こらないように、とあるけれど、はなから1ページだけの世界を通るのは平気なんですかね。ふむ。その辺りがよくわかっていません。道順さえ変わらなければOKと言うことかな。

    シャーウッドの森。実はロビンフッドのストーリーってちゃんと知らないのですが。自己顕示欲の強そうないかにもな感じで書かれてますね。著者であるクリスが個人的に好きじゃないタイプなのかも。

    レッドは母親役を楽しむと思ってましたよ。ちやほやされるのが何より好きですし、“してあげる”のも好きなのですよね。ある意味母性も強いと言えるでしょう。わがままですけど。
    いや、レッド、いつの間にブドウ球菌感染症なんて知ったの……。アザーワールドの本、シェイクスピア以外も読んでるのかな……。
    そして、ロストボーイズが知的にも道徳的にも賢くて驚く。

    パプルニックの魔女。調べてもHitしなかったのですが、ここは創作部分でしょうか。代官のキャラ崩壊が凄まじかったです。

    レッドパートがきました!
    ワンスアポン 〜のレジーナについても毎度思うのですが、どうしてすんなり幸せにしてあげないのでしょう。その方がドラマチックだから? 結末はハッピーエンドなんでしょうけれども、レッドに元気がないと面白くありません。

    ブリーパートもなかなかにドキドキする展開になってきました。もう終盤ですけど。UMAとか実は結構好きなんですよね。そわそわ。現代的なカヴン。意外でした。

    ロイドが存在も知らなかった息子に興味を示すでしょうか。自分が父親を喪ったことで変わってしまったからこそ、何か特別な思い入れが生まれたりするのかな。

    アレックスを兵器にしたとして、何故自分たちに制御できると思うんでしょうかね。暴走して敵も味方もなくなると言うのに。不思議だ。

    さて。『魔法の声/コルネーリア・フンケ』シリーズを彷彿とさせる展開が待っていそうですね。全6冊のシリーズですから、もう半分も残ってないんだなぁ。早く最新刊を手に取りたいです。そしてレッドに幸せになってほしい!!

    前々から思っていたけれど、クリスの謝辞には読者が入ってませんね。正直その辺に淋しさをおぼえます。本編には一切関係ありませんが。

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