アンデスの抱擁: 海抜4000mの生活誌

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582481211

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  • 30年以上にわたり機会をつくっては南米に渡航し
    アンデスやアマゾンを歩き回り、また住み、原住民と交流してきた著者が
    じゃがいもやトウモロコシ、アルパカなどの農作物、畜産物、水産物と原住民の生活がどのようにかかわっているか章ごとにフォーカスする作物をきめてまとめた本である。
    アンデスのインディオに興味がないと、いろいろな事実が羅列されているだけの印象となってしまうが、実は人間とは何かという問いに答える本となっている。すなわち厳しい環境で自然を利用して、なぜこんなところに人が というところで生活することを通して、地理的条件や歴史的制約をはなれた人間の生き様が見えてくる。
    西洋人が原住民の料理を好まず、あくまで待ちで西洋風の料理をつついているのをしり目に、著者はあくまでインディオの生活の方に興味がいっている。
    もう少し 文章を練りなおしたくなる。こういうスタイルの異文化接触は日本人ならでは であろう。
    読みにくいが 出色のルポルタージュである。

  • 写真家高野潤さんの旅行記、手持ちの資料を読み終えたら購入する予定です。未購入

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