エゴン・シーレ: 鏡のなかの自画像 (231;231) (コロナ・ブックス 231)

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582635300

作品紹介・あらすじ

タブーに挑み、ねじれた身体や激しい筆致で独自の表現を追求した天才画家シーレの代表作を紹介する一冊。彼が生涯描き続けた自画像を軸に、波乱に満ちた短い人生をひもとく。

感想・レビュー・書評

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  • エゴン・シーレ展を見に行った時に、母子の絵に当たり前のようにあるはずの温かさや優しさが皆無であることに疑問を持っていたのですが、本作を読んで納得。
    抑鬱気味の母親の関心を得られず、スケッチを燃やされた体験から、冷え切った母子の関係を「生まれ直し」として描いているのかもしれない、と理解できました。
    そして敬愛するクリムトに父性を見出していたというのも納得。
    こういう複雑な父母との関係性のねじれが、親子や性をテーマとした絵にとりわけよく、絵に現れているかのようです。

  • 斜め読み。

    クリムトと関係あると言うので、エゴン・シーレに関心を持った。

    でもちょっとついていけない。

    クリムトなら豊田市の美術館まで足を運んだ。
    京阪神に巡回しなかったね。

    でも行ってよかった。
    エゴン・シーレなら行かない。

    今話題だけど…。

  • ふむ

  • 簡潔にまとめられており、読みやすい。絵もすべてカラーであり大きさも適当。

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著者プロフィール

1981年青森県生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。専門は、世紀末ウィーンを中心とした西洋美術史、美学。京都造形芸術大学、大阪成蹊大学等で非常勤講師。著書に『芸術家と医師たちの世紀末ウィーン』(みすず書房、2021年)、『ウィーン 総合芸術に宿る夢』(共著、竹林舎、2016年)、『芸術理論古典文献アンソロジー西洋篇』(共著、藝術学舎、2014年)。論文に「肖像としての人形:オスカー・ココシュカのアルマ人形をめぐる一考察」(『ディアファネース』第6号、2019年)、「アルフレート・クービンにおける夢と記憶:1909年から1930年代の作品と言説を中心に」(『美学』第69巻、第1号、2018年)など。

「2021年 『芸術家と医師たちの世紀末ウィーン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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