心眼 柳家権太楼

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (115ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582654103

作品紹介・あらすじ

私たちは、何をみているのか?

初代・三遊亭圓朝が生み出した、古典落語の名作『心眼』。あんま師・梅喜の薬師様への
願掛けの思いが叶って、目が見えるようになると……。

古典落語の名人・柳家権太楼の口演を写真家・大森克己が、その一部始終を撮影。

見えること/見えないことをめぐる、「落語」と「写真」のスリリングな格闘――。

 【引用】

  誰も観客のいない白いホリゾントに座布団を置き、ライティングをして権太楼師匠にそこ
  に座っていただいて『心眼』を初めから終わりまで、ボクがその一部始終を写真撮影する
  というためだけに落語をやっていただけますか? とお願いしたのが2017年の夏の終わり。
  板橋の蕎麦屋で撮影の趣旨を説明したところ、間髪入れず快諾していただけたのだが、楽
  しそうな顔をして師匠は仰った。「やるよ。オレは落語をやるだけだから。大森さんはそれを
  どうにでも撮って下さい。どうなるかわからないけど、出来上がるものは……きっと
  そりゃ、落語じゃねえな」。
  その言葉を聴いてボクはうれしくなった。
                              ――「あとがき」より

著者プロフィール

1947年東京生まれ。明治学院大学法学部卒業。1970年4月、柳家つばめに入門、前座名「ほたる」。1974年9月、師匠つばめの他界で大師匠柳家小さん門下に。1975年11月、二つ目昇進、「さん光」と改名。1982年9月、真打昇進、三代目「柳家権太楼」襲名。1978年、NHK新人落語コンクール優秀賞。1980年、日本演芸大賞ホープ賞。1987年、若手演芸大賞。2001年、落語協会理事就任。著書に『江戸が息づく古典落語50席』(PHP文庫)が、CDには『キング落語名人寄席』(キングレコード)、『柳家権太楼(1)(2)』(ソニーミュージックエンタテインメント)等がある。

「2006年 『権太楼の大落語論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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