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- Amazon.co.jp ・本 (105ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582741117
感想・レビュー・書評
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2018年2月、惜しまれつつ98歳で大往生をとげた俳人のさいごのことば
水 脈 の 果 て 炎 天 の 墓 碑 置 き て 去 る
銀 行 員 ら 朝 よ り 蛍 光 す 烏 賊 の ご と く
原 爆 許 す ま じ 蟹 か つ か つ と 瓦 礫 歩 む
お お か み に 蛍 が 一 つ 付 い て い た
陽 の 柔 わ ら 歩 き き れ な い 遠 い 家
秩父での生い立ちからトラック島での凄惨な戦争体験、冷や飯を食わされつづけた日銀勤務を経て俳句専念の生活へ
許 ア
さ ベ
な 政
い 治
を
2015年夏、著者が揮毫したプラカードが国会周辺ををうめつくしたのは記憶にあたらしい
「一つのことを極めた先輩が生きた知恵を切実な言葉で伝える、語り下ろし自伝シリーズ」として2018年8月に平凡社が創刊した「のこす言葉 KOKORO BOOKLET」の一冊
同時刊行は98歳を迎える画家による『野見山暁治 人はどこまでいけるか』詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
俳人▪金子兜太の言葉。反骨精神だけではない人間性が見え隠れする。自分の原点をしっかりと持っていたい。
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