世界の調律: サウンドスケープとはなにか (テオリア叢書)

著者 : R.マリーシェーファー 鳥越けい子 庄野泰子 若尾裕 小川博司 田中直子

• 平凡社 (1986年12月1日発売)

作品紹介・あらすじ

これまで一般に音が問題にされるとき、それは「音楽」として取り上げられるか、あるいは「騒音」として取り上げられるかのどちらかであった。その場合、「音楽」も「騒音」もあらかじめ価値付けられている「音」である。たとえば、「私たちに安らぎを与えてくれる美しい音楽」、あるいは「私たちを悩ますやかましい騒音」というように。しかし、私たちの音の世界はそれらの枠組みよりも遥かにダイナミックである。本書の著者は、そうした従来の「音楽」や「騒音」によってはとらえることのできないさまざまな音をすくいあげる包括的な枠組みとしてという考えかたを提示している。

感想・レビュー・書評

[cbmiwaさんの感想 · 2010年5月23日]

１０代後半に出会って、最も影響を受けた本のひとつかもしれん。

あとは、うーん、ヴォネガットJr.1の猫のゆりかごと、J.G.バラードのクラッシュかなあ。全然違うよおおお

[Ganeshaさんの感想 · 2006年7月18日]

入門書でもあり専門書でもあり。サウンドスケープに興味のある方は必読。

[奥宮離宮さんの感想 · 2006年3月4日]

分類＝サウンドスケープ。８６年１２月。

[little tokyoさんの感想 · 2005年10月11日]

聴覚が形成する景色。それすなわちサウンドスケープ！ってことを説明してくれます。