フランス革命の政治文化 (テオリア叢書)

  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582744125

作品紹介・あらすじ

革命の主たる成果は資本主義の発展でも近代化の促進でもなく、政治文化の変容、つまり政治的闘争の場で新たな形式と意味を帯びたレトリック、シンボル、儀礼の劇的な創造だった。

感想・レビュー・書評

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  • 【小倉孝誠・選】

  • フランス革命を「政治文化」の創出という観点から考察する近年の動向を代表する研究。政治文化を政治哲学的テキストからではなく、革命期の「貴族の陰謀」といったパターン的な言説や、記念式典への国民の動員、女神像やヘラクレスの図像を用いた「共和国」イメージの創出など、より「イメージ」的な側面に焦点を合わせているのが本研究の特色である。また、革命期における各地方ごとの革命に対する態度の違い、地方行政における政治階級の構成など、極めて綿密な実証的分析から、革命による共和民主主義的な政治文化の創出という歴史的意義を鮮やかに論証している。

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著者プロフィール

アメリカ歴史学会会長

「2002年 『ポルノグラフィの発明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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