- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582760347
作品紹介・あらすじ
想像上の世界を縦横に走る山脈、そこに息づく奇怪な姿の怪力乱神たち。原始山岳信仰に端を発し、無名のひとびとによって語り継がれてきた、中国古代人の壮大な世界観が甦る。
感想・レビュー・書評
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妖怪・十二国記好き必読!
妖怪が沢山いすぎて人と妖怪の中間いたいなのがわんさと出てきます。
でもそれが怖いような可愛いような。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本場中国の妖怪図鑑です。十二国記が好きな方にはお勧め。
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「十二国記」の影響でこの本を手にした人もきっと多いはず。
古代中国の人々の想像力はすごい。 -
夥しい
「なんとか山にどういう生き物がいて、これは食べるとなんとか病に効く」といふ、アレがナニである。
あとモンストランス(予兆)としての怪物が出るのも、アレである。
面白い。 -
「山海経(せんがいきょう)」というものに対してずっと「変な生き物図鑑」的イメージを抱いていたんですが、基本的には「地誌」なんですね。こんな山があって、その山にはこんな川と植物と鉱石があってそしてこんな獣や鳥や魚が棲んでて、こっちにはこんな国があってこんな神様とこんな人間が住んでるよっていうのを羅列しただけのもの。起承転結やストーリー性があるわけではないので、つい2~3ページ読むだけで睡魔に襲われてしまい、読み終わるまでにとても時間がかかりました・・・。
しかし結局、面白いのはやっぱり「変な生き物図鑑」的な要素の部分で、へんてこりんな生き物の挿絵を眺めてるだけで十分楽しい。だいたいパターンとしては、尻尾、足、顔などが「いっぱいある」もしくは「1つしかない」パターンと、人面で身体はなんしかの獣とか、魚なのに翼があるとか、上半身と下半身で別の動物っていうキメラ的パターンが複合されて色んな生物のバリエーションが生まれていた印象。あとさらっと「これは人を食う」とか付け足されているものも多くて、怖いんだけどそのさりげなさが妙におかしかったりもする。
水木しげるの解説が、わかりやすくて面白かったです。こういう変な生き物が日本に輸入されて変形して、だんだん妖怪扱いされるようになったんでしょうね。 -
神々の記録であり、妖怪図鑑でもある。エキセントリックな容姿の彼らだけど、見慣れると妙に可愛らしい。高校時代に出会って以来、20数年経った今でも、ときどきページをめくって見たり。
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中身としては妖怪図鑑である。とても楽しい。登場する妖怪のほとんど全てが食べられるという点に日本との違いを感じる。この厚さならば仕方ないが、もう少しどの図がどの妖怪なのかわかりやすく載せてくれているとありがたかった。総覧や地図も欲しい。とはいえ『山海経』の入門にはうってつけ。
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中国のガイドブックであると新聞に書いてあった。しかし、読んでみると怪物の図鑑である。東西南北、中国を中心にして、産物、植生、宝石、薬など様々にか書かれている。人を食うという表現はあったが、人の名で鳴くという表現がよくわからない。
とにかく珍しい本である。 -
古代中国の人々は周辺国や地域の人々、神、動物をどう考えていたのか。山海経は紀元前5世紀から後3世紀まで書き足されてきた地理書である。それが妖怪図鑑のようだから天狗や九尾の狐の原型が描かれ、鳥山石燕ら日本の画家にも影響を与えた。倭の国も出てくるのだが詳細は書かれていない。ただ日本海あたりの海中だろうか、姑射国があり陵魚という半魚人が住んでたらしい(≧∀≦)面白い
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山海経――中国古代の神話世界
原題:山海經〔拼音: Shān Hăi Jīng〕(前4世紀-3世紀頃)
翻訳=高馬三良
解説=水木しげる
【版元】
シリーズ 平凡社ライブラリー
出版年月 1994/01
ISBN 9784582760347
Cコード 0310
判型・頁数 B6変
在庫 在庫あり
http://www.heibonsha.co.jp/book/b160225.html
【メモ】
・研究書
〈http://www.hmt.u-toyama.ac.jp/chubun/ohno/kenkyusho.htm〉
【目次】
山海経序
南山経
西山経
北山経
東山経
中山経
海外南経
海外西経
海外北経
海外東経
海内南経
海内西経
海内北経
海内東経
大荒東経
大荒南経
大荒西経
大荒北経
海内経
解説