幻想の中世 1: ゴシック美術における古代と異国趣味 (平凡社ライブラリー は 14-1)

  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582762495

作品紹介・あらすじ

ゴシックの夜に跳梁する異形異類、繁茂する動物文・植物文。古代と東方の珍奇なイメージ群のダイナミックな運動を無類の学識と才筆をもって跡づけた綺想の図像学。図版多数、2分冊。全面改訳決定版。

感想・レビュー・書評

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  • とっても楽しい。ゴシック美術にとって、古代も東洋もワンダーランドの地としては同じであった。体のあちこちの部位に位置する顔面、擬人化した動物、古代の石・・・まるで博覧強記の雑貨屋のラビリンス。

  • 美術

  • 13夜

  • ”グリロ”を見詰めるその観察力の豊かさは、彼もまた奇怪異界に魅入られ生きた人間の一人であったことを容易に想像できるであろう。変質的とも呼べる細部への偏愛、虫の目。しかしユルギスはそういった辺境を開拓しながらも、一方では頑として客観性を忘れなかった。それゆえに彼の研究は一本の強固な背骨を持ち、優れた学術書、書籍として存在するのだ。匂いたつような魅力的な芳香をまとって

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