ラファエッロ: 幸福の絵画 (平凡社ライブラリー ふ 16-1)

著者 : アンリ・フォシヨン 原章二

• 平凡社 (2001年10月1日発売)

作品紹介・あらすじ

黄金時代の夢、失われた古代の回復に、イタリア・ルネサンスの巨匠たちが情熱の限りを尽くしていたそのときに、何の私心も、無用な思想ももたずに大天使は古代からやってきた、天上の美を伝えるために-。フォシヨンが描くラファエッロ。待望の名著初訳。

感想・レビュー・書評

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2012年12月3日]

ラファエロ ｜ 国立西洋美術館 ｜ 2013年3月2日（土）～6月2日（日）
http://raffaello2013.com/

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｢黄金時代の夢、失われた古代の回復に向けてイタリア・ルネサンスの巨匠たちが情熱の限りを尽くしていたその時に、無用の私心と思想を持たずに登場したラファエッロの生涯。名著初訳！｣

[kantadamouhuさんの感想 · 2011年8月26日]

ラファエロの辿った道、彼の肖像画の画風、レオナルドやミケランジェロとの違いなどが明確に認識できて非常に興味深い本であった。

著者プロフィール

フランスの美術史家．
パリのエコール・ノルマル・シュペリウール（高等師範学校）で古典文学を学んだのち、リヨン大学で近代美術史、パリ大学およびコレージュ・ド・フランスで中世美術史の教授を務めるとともに、中世・近代美術に関する重要な著作を次々に発表。第二次世界大戦の勃発とともにアメリカに渡り、イェール大学で考古学と美術史を講じたが，フランスの解放をまたずにアメリカで客死した。おもな著作に，
『形の生命』（岩波書店）／『ロマネスク彫刻』（中央公論社）／ 『西欧の芸術１─ロマネスク』／ 『西欧の芸術２─ゴシック』（ともに鹿島出版会）／『至福千年』（みすず書房）／ 『ピエロ・デッラ・フランチェスカ』（白水社）／『ラファエッロ─幸福の絵画』（平凡社）など。

「2002年 『レンブラント フォルムの素描家』 で使われていた紹介文から引用しています。」