世界最古の物語: バビロニア・ハッティ・カナアン (884) (東洋文庫 884)

著者 : Th.H.ガスター 矢島文夫

• 平凡社 (2017年9月11日発売)

感想・レビュー・書評

[まるもっちーさんの感想 · 2017年10月6日]

三千年四千年前の失われた言語の物語を翻訳するって途方もない仕事ですね。私は英語や中国語ですら四苦八苦しているのに。
内容はやはり昔の神話であるからか、つながりが変だったりキャラクターの整合性が変だったりはする。不完全な物語かもしれないのでそこは仕方ない。
昔の神話の神様は神であっても失敗したり自分の誓いにすら翻弄されたりするけれど、そんな人間くさい神様の方が好きなのはやはり神道が根底にあるからでしょうか。

[おまんたせさんの感想 · 2024年3月12日]

あらゆる国々に伝わっている神話の基盤となる話を知ることができて、読んでいて面白かった！
掲載されている神話は途中抜けがあり中途半端なところで終わっているので、その解説の方が本番というか読み応えがあるというか。
その当時の当たり前を知ることができたのも良かった。
これを読めばその後に伝わっている神話への理解度が上がりそうだと感じる。

[学習院大学 法経図書センターさんの感想 · 2017年10月4日]

東2法経図・開架 164.2A/G25s//K