〈負け組〉の戦国史 (平凡社新書 391)

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582853919

作品紹介・あらすじ

織田から豊臣、そして徳川へと天下人がまめぐるしく入れ替わった戦国時代、数多の大名や武将が歴史の表舞台から姿を消していった。覇権争いに敗れた各地の戦国大名から、鎌倉以来の守護大名、公家出身の国司、足利将軍家、そして、天下人に繋がりながら敗者となった人々まで、さまざまなタイプの戦国「負け組」の軌跡をたどり、彼らの敗因を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    プロローグー戦国の「勝ち組」と「負け組」/第1章 天下を失った面々/第2章 戦国「負け組」の総チェック/第3章 「勝ち組」から出た「負け組」/第4章 「負け組」は、どのように生まれたか/第5章 「負け組」はどうなったか/エピローグー武家政治の終焉と勝敗の決算

  • 2007年刊行。タイトルどおりの内容。よく知られている戦国時代であっても、視点を変えれば、違う位相から同時代を切り取れることを示した。新奇内容は乏しいが、武田信玄の子孫が上杉家臣として生き延びたのは興味をひく。

  • 文字通り、主に戦国時代以降の負け組となった武士について綴った一冊。

    今まではどうしても勝ち組から見た歴史ものが多かったので、非常に勉強になった。
    また、従来の結果偏重主義に異を唱えている点にも共感できた。

  • トイレだけで読んでいたら、読み終わるまで1年かかった!

  • なかなか面白かったです。

  • こちらも戦国時代の敗者を扱った本。ただ、いろいろ並べすぎて、メリハリに欠けている印象。戦国時代の敗者なんて掃いて捨てるほどいるんだから、それらを網羅的に扱うのは、あまり上手い編集とはいえない気がする。

  • 著者の通説の見直しを試みる取り組みには、いつも感心させられるがこの本は、テーマがテーマなので、広く浅くなり、やや物足りない気がした。

  • 武田、北条、今川、朝倉、大友、明智などの戦国大名から、足利将軍家まで、覇権争いから脱落した者たちの敗因を探る異色の戦国史。

  • 戦国時代をあえて「負け組」という視点で述べようとしている。ただ、従来までの日本史の多くの説の位置を置き換えただけで、なんの新しい情報もなく、読み応えはまったくない。

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著者プロフィール

歴史研究家

「2021年 『戦国合戦のリアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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