- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582855364
作品紹介・あらすじ
鯖や塩などの海産物から醤油や唐辛子などの調味料まで、さまざまな食品・食材が伝わってきた道をたどり、日本の食文化の流れを俯瞰する。
感想・レビュー・書評
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資料ID:C0031541
配架場所:本館2F新書書架詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023/08/27
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自分が普段意識せず通っていた道に、食べ物の歴史が詰まっていることに気づけた。次に一人旅をするときは、その道をどのような食べ物が通っていたのかを下調べしてから現地に向かいたいと思う。
また、スーパー行くときも、たまには少し高くても良いものを買ってみようと思った。 -
図書館の電子書籍で。
日本各地の食の街道を取材した記事。
鯖,ブリ,塩,鮑,昆布,醤油,鮎鮨,茶壺,砂糖,豆腐,唐辛子,サツマイモ。鯖と砂糖は知っていたけど他は知らなかったので勉強?になった。醤油が和歌山発祥ということが新たな発見。本物の醤油で本物の豆腐を食べたくなった。手間暇かけた食物,手間暇かけないと作ることができない食べ物,これは文化であり,文化があることの価値に重きをおきたい。結果に大差がないなら,コストは低い方がいいという経済合理性の中で,歴史を持つ文化が簡単になくなってしまうのは寂しいことだ(それが宿命としても)。人間も文化や歴史を備えていないと薄っぺらい。その意味で人格錬磨の方法の一つの方向性が見える。 -
食を辿って行く旅。行って名物を食べて終わりではなく、ルーツや素材、時代も辿る素敵な道行。
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日本に数ある「鯖街道」や「塩の道」など、食の流通・交流に関連する道を辿り、日本の食文化の原点を探る。司馬遼太郎の顰に倣い、丹念な取材によって日本の食地図を描く。
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あなたは知っていましたか?
日本各地に存在する食の街道を
知られざる食文化をめぐる旅へ
この本があなたをお連れします
手書きPOPより抜粋 -
著者の言うとおり司馬遼太郎を意識した本になっています。
鯖街道、昆布の道、お茶壺道中、豆腐の道、唐辛子の道に京都の店がでているのでした。
醤油が和歌山から船で江戸に運ばれる過程で、愛知県の半田から江戸に向けて安い酢が運ばれ、江戸の寿司文化ができたというのは知りませんでした。半田はミツカンでしたね。