FAへの死闘: 大リーガーたちの権利獲得闘争記

著者 : マービン・ミラー 武田薫

• ベースボール・マガジン社 (1993年12月1日発売)

作品紹介・あらすじ

それはまったく違う「試合」だった。野球現場からは想像もできない別のドラマだった。伝統の殻を打ち破ってFA制を勝ち取った人間たちが織り成す産みの苦しみと喜び。時代をくぐり抜ける痛みがそこにはあった。野球を心から愛するがゆえに闘いを指導したマービン・ミラーの手記はFA制がスタートしたばかりの日本球界に大きなヒントを与えてくれる。大リーグを変えた男が綴る赤裸々な真実。

感想・レビュー・書評

[tomoyasuzukiさんの感想 · 2009年10月23日]

ちょうどMLB選手会が労働組合として近代化を開始した1960年代から陣頭指揮をとったマービン・ミラー氏によるメジャーリーガーの権利獲得闘争記です。同氏には1度お会いしたことがありますが、70歳を過ぎてまだ当時のことを鮮明にご記憶されており、戦略家としてリーダーとして類稀なる能力の持ち主という印象を強く持ちました。