- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784583101187
感想・レビュー・書評
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格闘技をやってるヒトとか好きなヒトで、背筋を鍛えるとパンチ力がつくと思い込んでるヒトが多いみたいです。
そういうヒトはこの本を読むといいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
難しいことも書かれているのと、必要のないところはあったけど、必要で参考になる部分も多かった。
蹴る時はやはり腕の振りが重要。
パンチと蹴りを行う動作の時意識しておくべきところは
「1、腕と蹴り足は脱力させておき、まず力強く骨盤を回転させる」
それに続いて
「2、1にやや遅れて、関節間力とSSCのバネを意識して幹から腕を降り出す」ことの2点。
この体幹に近い部位から末端にかかて順に力を伝えていく動きがPDSと言う。
打撃を当てる場所(対象物)によって伝わる力が変わる。
頭部のような軽くて揺れ動きやすい対象物にはスピードの打撃を。
腹部のような動かない対象物には重い打撃を。
風船に思い打撃を加えようとしても「暖簾に腕押し」になるし、
冷蔵庫にムチで打撃を加えてもビクとしないし、
対象物に合った打撃の加え方がある。
持久力の貯金期間は短いのに対し、
筋肉はすぐには付かないけど、その分落ちる速度も遅い。 -
威力のある打撃、組技の物理からの説明、「理屈」に基づく科学的なトレーニングまで。
面白い。
コークスクリューについて、きちんと書いてあるのは初めて見たかな?
ブーメランフックは絶対変だもん。 -
格闘技における力学(殴る・蹴る・投げる・極めるなど)の理論が合理的過ぎる良書。人間の身体構造が骨と筋肉で出来ている以上、力学的に可能・不可能があり、力学的に最上の効果が出せる仕組みがある訳です。格闘家は読むべき。俺は格闘家じゃないけど。。。
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これは凄い.
打撃に関しては一通りの理論が紹介されているのでは?
パンチについてもいろいろな理論があり,なんでこんなに違うのか・一体なにが違うのか,といった疑問を持っていたが,これらの理由がよくわかった.
筆者が元選手ということもあり言葉に説得力がある.