エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡――

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  • ベースボール・マガジン社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784583109466

作品紹介・あらすじ

21世紀スポーツ史上最大のアップセットを達成したエディーJAPAN。その影に隠された緻密な戦略とは?そして、指揮官退任の背景-

感想・レビュー・書評

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  • 「斉藤健仁」の『エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡――』を読みました。

    「生島淳」の『ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 コーチングとは「信じること」』に続き、ラグビー関係の作品です。

    -----story-------------
    『9・19の奇跡は必然だったーJAPAN WAYの正体 そして、岩渕健輔GMが語るエディー以後の日本』 21世紀スポーツ史上最大のアップセットを達成した「エディーJAPAN」。
    その影に隠された緻密な戦略とは?
    そして、指揮官退任の背景― 「エディー・ジョーンズ」の日本代表における仕事を、一つひとつ、つまびらかにしていこうという時、誰もが抱かざるを得ない疑問が眼前に立ちはだかる。
    なぜ彼はこれだけの結果を出してなお、日本から去っていくのだろうか
    -----------------------

    『ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 コーチングとは「信じること」』に続き、「エディー・ジョーンズ」関連の書籍です。

     ■エディーを温ねて、新しきを知る 書籍編集部 記
     ■巻頭特別インタビュー 日本代表GM岩渕健輔 エディー・ジョーンズは解任だったのか?
     ■Part1 日本代表 チーム編成編
      #01 なぜエディー・ジョーンズがヘッドコーチになったのか
      #02 ジョーンズHCと日本の関わり
      #03 「JAPAN WAY」
      #04 「JAPAN WAY」―選手選考
      #05 エディーの哲学 経験重視
      #06 「補強」 悩んだ末の外国出身選手起用
      #07 チームを支えた選手たち
      #08 世界を知る男たち
     ■Part2 日本代表 チーム戦略編
      #01 嵐の中の初合宿、初練習
      #02 「JAPAN WAY」のスタイルと理念
      #03 2013年、対ウェールズ代表
      #04 2014年、対マオリ。オールブラックス
      #05 キックとパスの比率
      #06 組織ディフェンス
      #07 準備とハードワーク
      #08 エディー・ジャパンを支えた人々
      #09 ジョーンズHCの環境構築
      #10 指導の仕方はペップ流
     ■エディ・ジャパン総括

    ラグビーワールドカップ(RWC)2015に向けて、ヘッドコーチの「エディー・ジョーンズ」が、そして「日本代表」が、どのような準備を進めてきたのかを、「エディー・ジョーンズ」だけでなく、選手や関係者への取材から明らかにした作品でした、、、

    正直なところ、本当に準々決勝に進出するだけの実力を持つチームを作り上げるのはムリだと思ってましたからね(惜しくも準々決勝には進出できませんでしたが)… 具体的な目標をたて、現実とのギャップを明らかにして、目標を実現するためのステップを決めて、強い意思で実行していく「エディー・ジョーンズ」の仕事の進め方はとても参考になるし、他のことを犠牲にして、厳しい練習を重ね、自分たちを信じて取り組んでいった選手やスタッフたちの活動には敬服しました。

    世界中を驚かせた大金星は偶然ではなかったんですよね、、、

    来年に迫った、ラグビーワールドカップ(RWC)2019に向けて、同じような準備ができているのか… ちょっと心配になりました。

  • エディーさんがHCに就任してからの出来事を振り返ります。

  • 過去最高の結果を残しながら、なぜ辞めてしまうのか。
    そもそも、何で急に強くなったのか、
    エディー・ジョーンズとは、どんな人なのか。
    この1冊で、理解することができるでしょう。

    勝つために妥協しない、という姿勢は、勝った後なら納得されます。
    でも、勝つまで、また、途中で「負け」に向き合わねばならなかったとき、批判されつぶされてしまうことも多いものです。

    過去最高の結果がもたらすまでに起きたこと、
    そしてそこにかかわった人々の姿を、まず理解するためによい1冊です。
    ただし、これを読んで真似することは、きっとできないだろう、とも思います。

  • JAPAN WAY 絶対に勝つというマインドを持って戦うことと、そのためにしっかりと準備をすること

    JAPAN WAY の本質的な部分といえば、準備とハードワーク

    上手く行っているときは、そのまあ同じことをやるのは定石といえば定石 しかしジョーンズHCといえども連勝していたことで、どこか変化を恐れた。それがチームの成長を遅らせる結果となってしまった

    その後戦略的ピリオダイゼーション 期分け あらゆる練習を、試合の中で戦術的に戦うための準備として行う。すべての要素の練習を、戦術に重点をおいてプランする。これを行えば練習がさらに改善され、チームが向上できると思いました

  • 練習時間はプロと同じだがマインドセット心構えがプロでは無い。
    変えるにはベストプレイヤーにするためには何が何でもする
    インターナショナルな経験を持ち強い個性

    リーダーとなる経験をインターナショナルで必要

  • 最初から最後まで、エディージャパンを追いかけた斉藤さんによるこの4年間の記録。斉藤さんらしい戦術的な分析もありつつ、人間ドラマもありつつ。
    岩渕さんのインタビューだったり、総括だったり、この4年間を自分なりに追ってきた身としては、とても丁寧にまとめられた本。

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著者プロフィール

斉藤 健仁(さいとう けんじ)
1975年生まれ、千葉県柏市育ち。
ラグビー部だった高校時代はタックル好きのフルバック。
メーカーの営業を経て、スポーツライターの道へ。
新聞・雑誌・Webで、ラグビーやサッカーといったフットボールを中心に取材、執筆。ラグビー専門Webマガジン『Rugby Japan 365(ラグビージャパン365)』と『高校生スポーツ』の記者も務める。
著書に、『ラグビー「観戦力」が高まる』(東邦出版)、『エディー・ジョーンズ4年間の軌跡――』(ベースボール・マガジン社)、『高校ラグビーは頭脳が9割 』(東邦出版)など。

「2019年 『はじめてでもよく分かるラグビー観戦入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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