その「数式」が信長を殺した (ベスト新書 288)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584122884

感想・レビュー・書評

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  • 数式はそれほど多くなく、理解はしやすいです。なるほどと思う内容もあり、日本の歴史の理解を深めてくれると思います。歴史物を読むと常に思うのですが、この本でも運と必然(常に考え抜くこと?)の関係がいかに重要かと考えさせてくれます。

  • 思ったほど「数式」や数学的な見方はなかったので、数学嫌いな人間でもおもしろく読めました。なるほどなーと思う点がいくつもあり、興味深かったです。

  • 数学者の著者が、通史で言われてることを「数式」に当てはめて分析したもの。

    多少強引な個所はあるものの、全体的には面白かった。
    目から鱗の箇所もあり、歴史を新たな視点で見ることができた。

  • 歴史が数学的に考えられていて面白いけど、その両方が好きでないとなかなか。。。。。

  • これは面白かった。タイトルに反して数学が殆ど出てこないところが好い。それでも出てくる数学や物理の強引な関連付けを一掃したらもっと良くなる。数学者にしては実に良く調べあげている。

  • 読了
    歴史上の出来事、名場面を四則演算等の数式を用いて検証。
    中学、高校の歴史も(歴史以外もそうだが)因果関係を数式をもって
    解説すると非常に分かりやすく、尚且つ面白い。

  • 著者は早稲田大学院理工学研究科数学専攻博士課程を修了した理系サイドの方であるが、趣味で歴史にも造詣が深く、日本史の有名な戦いについて武将や朝廷の意思決定・戦術を数学モデルを使用して分析したのが本書である。

    感想は一言、「分かりやすい!けどなんかもったいないな」と。


    著者のプロフィールを見ると数学や算数の参考書を数多く出版しており、学生・ビジネスパーソンに数学を分かりやすく教えるのが上手らしい。確かに文章はすごく読みやすいし、日本史の知識に乏しく(最近大河ドラマ見始めました)予備知識のあまりない読者でも内容は理解できる。

    そう、とても分かりやすい。

    でもだからこそこう思ってしまう。

    「わざわざ数学を持ち出して説明しなくてもよくね??」

    本文ではダイナミックプログラミング、データマイニングなど数学・統計などのテクニカルタームが出てくるが、特段それらを使わなくても説明可能な内容だし、著者なら説明できてしまうと思うのだ。

    じゃあ数学抜きで出せばいいのかという話になるとこの本の存在価値はなくなってしまう。
    「数学×歴史」という異色の組み合わせがこの本の売りだから。

    文章はほんと分かりやすいのに位置づけが難しい本だなあと思いました。
    著者のバックグラウンドとか数学のことを抜きにして考えればサクッと読めておもしろい歴史書なので読む価値がないとは決して言いません。

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著者プロフィール

柳谷晃(やなぎや・あきら)
1953年、東京生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科数学専攻博士課程修了。数学をわかりやすく教えることに定評があり、その対象は学生からビジネスマン、リタイアした人まで幅広い。一方で、数学や統計学の正しい使い方に注意を喚起している。日本の伝統芸能や西洋史、西洋文明にも精通する異色の数学研究者でもある。現在、早稲田大学高等学院数学科教諭・早稲田大学理工学術院兼任講師、早稲田大学複雑系高等学術研究所研究員。著書に『武器になる「わり算」 知っている人が一生得する計算式』(角川書店)、『面白くて仕事に役立つ数学』(SBクリエイティブ)がある。

「2021年 『円周率πの世界 数学を進化させた「魅惑の数」のすべて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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