「働きがいあふれる」チームのつくり方 (ベスト新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584125281

作品紹介・あらすじ

「働きやすさ」を追求するから会社はダメになる!「不満」がなくても、「満足」がない職場で人は育たない!!「崩壊する職場」を立て直す処方箋。

感想・レビュー・書評

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  • 働く1人ひとりは優秀でも、管理されるのが当たり前だと感じてしまえば、責任感も使命感も持たず組織にぶら下がってしまう。さらには、「言われたことだけやっていればいい」という感覚が蔓延し、「言われないことをやって失敗すると自分が損するだけ。自分から進んでやりたくない」と言う状況になる。ゆえに働きがいのある良いチームを作りたいのであれば行き過ぎた「管理」をいかに避けるかが重要になる。

    なぜなら、人間は感情を持つ生き物であり、「管理」という名の「合理的な計算」だけで生産性が上がるわけではない。「管理」ではなく、チームメンバー同士のコミュニケーションこそが重要であり、ここにこそ、リーダーが最も手を打つべきだと著者は主張している。

    良いチーム状態を生み出せるリーダーとは、「できない」と決めつけることなく、まずは「何かできることがあるはずだ」と信じ、メンバーお互いが信頼する組織風土を育むことができる人である。また、部下の「やりたい」を引き出し、「じゃあ、やってみろ」と任せることができ、そのことを通じて部下が育っていけるようにできる人。さらに上司自身は新しい仕事に挑戦し、マネージャー業務にステップアップしていくことで、みんなで成長していこうとするエネルギーにあふれた職場を生み出していくこと。

    また良い状態のチームには「満足感」がそこかしろに存在する。満足を生み出す要因は何かというと、仕事内容や任される責任、努力や成果を上司や同僚が認めてくれる(=承認)環境、成長実感や達成感などの「動機づけ要因」と呼ばれるものである。そして、これらを組成するには、チーム全体の共通目的やメンバー自身の役割から「自分は何をやるべきか」「何がやりたいのか」を自律的に考えながら動ける状態であることが重要になる。

  • 現在抱えてる懸念,不安が端的に語られており,とても面白かった。すべての元凶はマネージメントを知らないプレーイングマネージャ。さてはて崩壊させずに立ち直せるだろうか。
    概要(帯より)
    「働きやすさ」を追求するから会社はダメになる!「不満」がなくても、「満足」がない職場で人は育たない!!「崩壊する職場」を立て直す処方箋。

  • 働きやすさと働きがいの違いを強調されている。これからの時代働く人のモチベーションが大事になる。それにしてもサクサク読み進められなかったのはなぜだろう。

  • 働きやすさだけでは不十分で、働きがいがあってこそ社員の満足度は上がると説く。
    そのためには社員が自律して行動する、自律の連鎖がチーム内で起こるようにリーダーは行動すべきと説いている。

    そのための仕組みつくりや、それを阻害する意識がちりばめられている書。

    傾聴面談シートは、上記仕組みの一例として取り上げられていたものだが、さっそく取り入れてみようと参考になった。ただメンバーと話をする時間を持つだけでなく、もう少し仕組化を取り入れて、改善していくうえで参考になった。

  • 人材育成研修のため

  • 人のやる気を高めるには、管理しないこと

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著者プロフィール

(株)FeelWorks代表取締役・青山学院大学兼任講師

「2017年 『5人のプロに聞いた! 一生モノの 学ぶ技術・働く技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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