頭が真っ白になりそうな時、さらりと切り返す話し方

著者 :
  • ベストセラーズ
3.27
  • (12)
  • (15)
  • (36)
  • (12)
  • (3)
本棚登録 : 395
感想 : 35
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584136485

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 予想もしていない質問に対してもしっかりとした意見を言える人の頭の中はどうなっているのだろうと思って読んだ。自分は事前に考えてた質問に対してもうまく答えられないような場面が多々ある。落ち着けばいいとわかっていてもあがってしまうんだよね。

    本書で述べられている解決法は「普段から物事を深く考えておく」ことに尽きていると思う。そんなことわかってるよと思ったが、実際には普段生きているうえで意識しないととても多くの情報を垂れ流しているように感じた。例えばYoutubeなんか見てる時でも「なぜ?」と思考を深めるチャンスをたくさん逃していると思ったのだ。

    会議中などの具体的な場面においても解決策を提示してある。それは「発言予定メモ」を書いておくことだ。これは自分が次当てられたときに何を言おうかその場で書くものであり、随時更新することで一歩先に立つことができるのである。また、発言の際には賛成か反対か、その理由だけでも答えることでしっかりとした対応になる。

    このほかにも「言いたいことは3つまで」や「結論から」や「仮説思考」「ゼロベースで考える」ことなどが書いてあるが、これらに関しては同様の書物で書かれていたことと違いが特になかったので割愛する。

  • 事前にきちんと考えておこう
    相手が何を質問しているのかちゃんと理解しよう
    とうい話。

  • 2019年5冊目。
    顧客先での打ち合わせ対策。

    頭が真っ白になるのは、考えが浅いか自信がないかのどちらか。そしてどちらにしても、真っ白になる事態を防ぐためには普段から備えておくしかない。つまり、情報を整理し、深く考え、相手の真意を汲み取る習慣を身につけておくこと。

    本題はChapter8。
    問題把握力と解決力の鍛え方として、仮説思考とゼロベース思考の習慣化が謳われている。
    仮説思考とは、少ない情報量でもいったん自身の考えを組み立てること。検証しながら方向修正していけばよいので完璧を求める必要はない。むしろ完璧を求めるとスピードが落ちる。
    ゼロベース思考とは、本来あるべき姿について、常識や暗黙の前提を取り払って考えること。本来の目的に立ち返って新たに考え直すことで、新しい観点での企画がうまれやすくなる。

    外資系コンサルタントらしい内容でありながらも、日本の組織風土に対する見解など参考になる部分は多い(p.148)

    そういえば、入社後所属していた部署では、「ことごとく先回りして押さえられている」なんて言ってもらえたこともあったのをなんとなく思い出してみたりして。

  • まさに大切なプレゼンをしなければならぬ状況にあった前日に「0秒思考」の赤羽雄二氏の著書である事に気づき購入。買ってすぐ読破し、本書のポイントを実行しました。結果60点くらいでしょうか。しかし、自分なりに伝えたいポイントはおさえる事が出来たので、次回のやり甲斐を感じました。

  • ●読むキッカケ
    ・話し方をうまくしたかった
    ・その中でも、スピーチ的なHOWではなく、マインドや頭の使い方について考える叩きが欲しかった

    ●サマリー
    ・上手く話をするようにするには、自信を持って話せるような準備と、
    無理にロジカルに話そうとしない自然と話すことを心がけるといいらしい

    ●ネクストアクション
    ・来週の目標に据えて、早急に出来るようにもっていく

    ●メモ
    ・プレゼンのように事前に準備できるものについては、第三者に話してみることを積極的にやること。
    結局、伝わるかどうかだとした時に、その準備の仕方は極めて有効。
    練習で詰まる(説明及び相手の理解)ところは、きっと本番でも詰まるところで、それを早めに解消することが出来る。
    ・常に情報を収集する姿勢を持つ。ちょっとしたことでも、それが自信となり、話すことへの積極性につながる
    ・相手の話を聞くときに、常にその話を分析的に捉えるようにする努力も重要。
    そうすると、本番時に質問された時、真のQを即時に捉えられるようになる。
    ・意見を作る際に、調べつくそうとする姿勢を無くす。それは不可能だから。2:8を上手く見極める。
    ・話すときの心構えとして、1.伝わらないと意味が無いことを肝に銘じる2.ゆっくり間を開けて話す3.相手にどう伝わったか、伝わっているのかを捉えようとする、ということを心がけてみる
    ・常に主張の根拠を3つ用意する様な気持ちでいる。その為に、粒度をいい感じに揃える。
    実際に話すかはその時の状況次第。ゆくゆくは、2つわかった時点で話し始めるようにする。

  • 会議などで突っ込まれやすい人っていますね。しどろもどろになって、更に突っ込まれて…って。そんな人は必読の書ですね。何度も会議に出るうちに、どんな振りが自分に来るかはだんだん分かってくるけど、改めて準備を少ししておけばね。

  • [図書館]
    読了:2015/10/4

    p. 32 そうやって好きなことを少なくとも1つ、とことん追求すると「専門家」になってきます。他の愛好者から相談もされ、情報も集まり、尊敬される、そういった専門家です。そこまでくると、情報の集め方、発信の仕方、行動の仕方、グループ内でのコミュニケーションの仕方など、仕事にも役立つ身のこなしが自然にできるようになっていきます。

    → いやいやいや…そこを「自然に」とか言っちゃだめでしょ…。好きなことをとことん突き詰めることはできても、仕事に役立つようなスキルに「自然に」つなげることができないほど不器用な人が「頭が真っ白に」なってしまうのだと思うけれど。

  • 急な発言を求められて頭が真っ白にならなきようにするには、どうすればよいか。

    事前の準備と発言予定メモが大卒。やはり、普段から考えることを繰り返すことが大切。ゼロ秒思考や速さはすべてを解決するの延長線上の話の様な気もしましたが、改めてスピードって大切だと思いました。

    普段からの積み重ねって大切だと実感。

  • 論理的に話す意識は捨てて良くて、結論から言う、言いたいことを3つ言う意識だけでよい。というのが最もインパクト大。
    すぐに答える、メモ書き、話す練習したい。
    仮設思考、という所はマッキンゼー出身者的であるなと思った。真の問題はなにかをある程度の情報で見極める。
    ー速さはすべてを解決するも読みたい。実践できるだろうか

著者プロフィール

1978年、東京大学工学部卒業後、小松製作所でダンプトラックの設計・開発に携わる。 スタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了。1986年、マッキンゼーに入社。経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。 ソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となる。 2002年、「ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。 大企業の経営改革、経営人材育成、新事業創出、も積極的に取り組んでいる。

「2017年 『最速のリーダー 最少の時間で最大の成果を上げる 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

赤羽雄二の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×