増補改訂 古代日本人と外国語 東アジア異文化交流の言語世界

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  • 勉誠出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784585280026

作品紹介・あらすじ

古代日本人は、東アジアの人々とどのような言語で交流していたのか?漢字・漢語との出会い、中国語をめぐる日本の学問のあり方新羅・渤海など周辺諸国との交流、円仁ら入唐僧の語学力など古代日本における異国言語との格闘の歴史を明らかにする。『言語』から考える東アジア文化交流史。

感想・レビュー・書評

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  • 「古代、奈良時代から平安初期まで、日本人はどのように外国語と付き合っていたのか」中国だけじゃない、新羅や渤海、色々な国と交流があっても渡来人もいるし中国から漢文も来ているし、まぁ似た言葉だったんじゃない?(んなわけない)なんて漠然と思ってきたけど、中国語を共通言語として話してきたというのに当たり前だけどはっとした感じです。しかも呉音や漢音、唐音とか日本にはない「音」があり、読むのと話すのは違うんだよね…。言葉の変化、苦労の歴史だけでなく、雑学としても興味深い一冊でした。

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著者プロフィール

1943年群馬県生まれ。1971年東京教育大学文学研究科修士課程修了。日本語史研究。1983年佐伯国語学賞。1991年博士(文学)。山形大学、筑波大学、京都女子大学に勤務。筑波大学名誉教授。著書:『唐音の研究』(1987、勉誠社)、『日本漢字音史論考』(1996、勉誠社)、『音声・音韻研究法』(松崎寛と共著、2004、朝倉書店)、『増補改訂古代日本人と外国語-東アジア異文化交流の言語世界-』(2011、勉誠出版)、『近世儒学韻学と唐音-訓読の中の唐音直読の軌跡-』(2014、勉誠出版)、『日本語大事典』(編集委員、2014、朝倉書店)。

「2017年 『漢字は日本でどう生きてきたか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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