恐怖の権力: アブジェクシオン試論 (叢書・ウニベルシタス)

  • 法政大学出版局
3.22
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588001376

作品紹介・あらすじ

文化を母なる〈アブジェクシオン〉の排除と抑圧の体系として捉えなおし,〈アブジェクシオン〉の復権により父性=象徴秩序からの離脱をはかり,知の再生をめざす。

感想・レビュー・書評

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    文化を母なる〈アブジェクシオン〉の排除と抑圧の体系として捉えなおし、〈アブジェクシオン〉の復権により父性=象徴秩序からの離脱をはかり、知の再生をめざす。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 1028夜

  • 必要に駆られて。一種の天才の文章とロジックで、疲れる。セリーヌ論は白眉。

  • マイクロポップ関連書。ポスト現代が終わったあとの現代において主要な表現の動機のひとつとなるおぞましきものの排除についての重要論文。

  • 読み途中。クリステヴァの論じ方は(訳の問題もあるだろうけれど)難渋さのなかにいい加減さや混迷が紛れ込んでいる気がするので容易には読めない。でも非常に重要な議論だと思う。

  • <アブジェクシオン>=おぞましさをキーワードにセリーヌのエクリチュールを解析。難解ながら、読み解かれていることは明快。セリーヌが1959年に未完に終わった幻のバレエの台本の存在をこの本で初めて知りました。邦訳がないのが残念。

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著者プロフィール

(Julia Kristeva)
1941年、ブルガリアに生まれる。66年、パリに留学。以後は文学研究者、精神分析家、作家としてフランスに暮らす。文学の記号論的・精神分析的研究に従事するかたわら、後に伴侶となるフィリップ・ソレルス主宰の前衛雑誌『テル・ケル』、後続の『ランフィニ』に参加。バフチン、ソシュール、フロイト、ラカンらの読解を軸に、デカルト的主体の解体、意味の産出性、詩的言語の侵犯性を中核とする独自のテクスト理論を展開し、ポスト構造主義の一翼を担う。90年以降は小説の執筆もおこなうほか、障害者に関する社会運動にも身を投じている。2008年には「女性の自由のためのシモーヌ・ド・ボーヴォワール賞」の設立に際し中心的な役割を果たした。現在はパリ第7大学ほか国内外の大学の名誉教授。ホルバイン賞(2004年)、ハンナ・アーレント賞(2006年)、サン=シモン賞(2017年)を受賞。著作は世界各国で翻訳されている。日本語訳に『恐怖の権力』『初めに愛があった』『外国人』(以上、法政大学出版局刊)、『セメイオチケ』『中国の女たち』『黒い太陽』(以上、せりか書房)、『詩的言語の革命』(勁草書房)、『サムライたち』『プルースト』(以上、筑摩書房)、『斬首の光景』(みすず書房)、『ハンナ・アーレント』『メラニー・クライン』(以上、作品社)などがある。

「2018年 『ボーヴォワール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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