聖なる真理の破壊: 旧約から現代にいたる文学と信 (叢書・ウニベルシタス 309)

著者 : ハロルド・ブルーム 山形和美 Harold Bloom

• 法政大学出版局 (1990年11月1日発売)

作品紹介・あらすじ

旧約からダンテ，シェイクスピア，ミルトンを経てカフカ，ベケットに至る西洋文学総体を，聖・俗の文学的区別を廃棄し〈崇高性〉の美的基準で捉え直す大胆な試み。

著者プロフィール

ハロルド・ブルーム（Harold Bloom）
1930年7月、アメリカ合衆国ニューヨーク市ブロンクスに生まれる。コーネル大学で M. H. Abrams の指導を受け、イェール大学大学院に進む。1955年よりイェール大学で教鞭をとり、1978年にはスターリング教授（卓越教授）となった。1988年にはニューヨーク大学ベルグ教授（冠教授）を兼任した。1984年から学術書出版社のチェルシーハウスの依頼を受けて、600冊有余の批評書の編纂にあたった。2019年10月コネチカット州ニューヘブンで亡くなる（89歳）。
著書：Shelley’s Mythmaking, 1959. The Visionary Company: A Reading of English Romantic Poetry, 1961. Yeats, 1970. The Ringers in the Tower: Studies in Romantic Tradition, 1971. The Anxiety of Influence, 1973. 『影響の不安―詩の理論のために』、小谷野敦、アルヴィ宮本なほ子訳、2004年。A Map of Misreading, 1975. Kabbalah and Criticism, 1975. 『カバラーと批評』、島弘之訳、1986年。Agon: Towards a Theory of Revisionism, 1982. 『アゴーンー〈逆構築批評〉の超克』、高市順一郎訳、1986年。Ruin the Sacred Truths: Poetry and Belief from the Bible to the Present, 1989. 『聖なる真理の破壊：旧約から現代にいたる文学と信』、山形和美訳、1990年。The Book of J, 1990. The American Religions, 1992. The Western Canon: The Books and School of Ages, 1994. Omens of Millennium, 1996. Jesus and Yahweh: The Names Divine, 2005. How to Read and Why, 2000. Genius: A Mosaic of One Hundred Exemplary Creative Minds, 2002. The Anatomy of Influence: Literature as a Way.

「2023年 『影響の解剖 生き方としての文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」