始まりの現象: 意図と方法 (叢書・ウニベルシタス 358)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (661ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588003585

作品紹介・あらすじ

〈始源〉に対立する〈始まり〉の発想を展開し,ヴィーコとフーコー,デリダらを結ぶ脱中心化の思考に依拠して18世紀以降の思想と文学を解読した画期的批評理論。

感想・レビュー・書評

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  • ある人物が、文章に一つコンマを挿入するのに半日かけ、一つのコンマを取り除くのにやはり半日をかけると主張した。エドワードはこれに就いて「実に滑稽だ」と率直な感想を漏らしている。
    この発言には、彼がテクストとどのように向かい合っているかについての一面がくっきりと表れている。

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著者プロフィール

エドワード・ワディ・サイード
(إدوارد سعيد, Edward Wadie Said)
1935年11月1日 - 2003年9月25日
エルサレム生まれのパレスティナ人で、アメリカの文芸批評家。エルサレム、カイロで幼少時を過ごし、15歳の時にアメリカに渡る。プリンストン大学を卒業後ハーバード大学に学び、コロンビア大学の英文学・比較文学教授を務めた。サイードはまた、パレスティナ民族会議のメンバーとしてアメリカにおけるスポークスマンを務め、パレスティナやイスラム問題についての提言や著作活動など重要な役割を担った。『オリエンタリズム』(平凡社)、『知識人とは何か』(平凡社)、『世界・テキスト・批評家』(法政大学出版局)、『文化と帝国主義』(全2巻、みすず書房)などの主著が邦訳されている。

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