デリダとの対話: 脱構築入門 (叢書・ウニベルシタス 810)

制作 : ジョン・D.カプート 
  • 法政大学出版局
3.20
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588008108

作品紹介・あらすじ

哲学の課題,正義,責任,贈与,共同体,メシア的なもの,ジョイス解釈などをテーマに,脱構築という作業のもつ深遠で肯定的な倫理 = 政治的意義が明らかにされる。

感想・レビュー・書評

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  • とても分かりやすい脱構築への手引き書。
    デリダの言葉をカプートが逐一説明してくれる。
    開かれた世界の到来、その祈りを絶やさぬこと。
    しかしメシアはやってこない。今向かっている。
    言語の両義性や内的な綻びを見つめながら思考をただ繰り返す、一見地味だけど、とても「真っ当な作業」だと思いました。

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著者プロフィール

ジャック・デリダ(Jacques Derrida):1930-2004年。仏領アルジェリア生まれ。エコール・ノルマル・シュペリウール卒業。西洋形而上学のロゴス中心主義に対する脱構築を唱え、文学、芸術、言語学、政治哲学、歴史学など多くの分野に多大な影響を与えた。著書に『声と現象』『グラマトロジーについて』『エクリチュールと差異』『ヴェール』(シクスーとの共著)『獣と主権者Ⅰ・Ⅱ』ほか多数。

「2023年 『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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