弱い思考 (叢書・ウニベルシタス 977)

著者 :
制作 : ジャンニ ヴァッティモ  ピエル アルド ロヴァッティ 
  • 法政大学出版局
3.20
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本棚登録 : 53
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588009778

作品紹介・あらすじ

イタリアの哲学者ヴァッティモは、西洋形而上学は絶対的価値、真理、普遍といった「強い思考」であり、暴力性がそなわっているとして決別を宣言した。ドゥルーズやフーコーのポスト構造主義は形而上学のノスタルジーにとらわれているとみなし、一定の距離を置く。エーコなど著名な美学者・思想家11名が名を連ね、イタリアで出版されると同時に世界の思想界に影響を与えた哲学アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • Googleのタイトルを見て、そうだったか!と思う。
    カフカ生誕130年!

    この本には、フィリッポ・コスタ「カフカのアイデンティティなき人間」と、ジャンピエロ・コモッリ「雪国に『城』が静かにあらわれるとき」(←そうだよね)が収められているので、気になっている。。。

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    「イタリアの哲学者ヴァッティモは、西洋形而上学は絶対的価値、真理、普遍といった「強い思考」であり、暴力性がそなわっているとして決別を宣言した。ドゥルーズやフーコーのポスト構造主義は形而上学のノスタルジーにとらわれているとみなし、一定の距離を置く。エーコなど著名な美学者・思想家11名が名を連ね、イタリアで出版されると同時に世界の思想界に影響を与えた哲学アンソロジー。」

  • 借り物

  • [ 内容 ]
    暴力性をともなう形而上学との決別。
    エーコなど、現代イタリアの思想家11名による論集。
    世界的に影響を与えた哲学アンソロジー。

    [ 目次 ]
    弁証法、差異、弱い思考(ジャンニ・ヴァッティモ)
    経験の過程でのさまざまな変容(ピエル・アルド・ロヴァッティ)
    反ポルフュリオス(ウンベルト・エーコ)
    現象を称えて(ジャンニ・カルキア)
    弱さの倫理―シモーヌ・ヴェーユとニヒリズム(アレッサンドロ・ダル・ラーゴ)
    「懐疑派」の衰朽(マウリツィオ・フェッラーリス)
    ハイデガーにおけるlucus a(non)lucendoとしての開かれ=空き地(レオナルド・アモローゾ)
    ウィトゲンシュタインと空回りする車輪(ディエーゴ・マルコーニ)
    雪国に「城」が静かにあらわれるとき(ジャンピエロ・コモッリ)
    カフカのアイデンティティなき人間(フィリッポ・コスタ)
    社会の基盤および計画の欠如(フランコ・クレスピ)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • イタリアの哲学者ヴァッティモは、西洋形而上学は絶対的価値、真理、普遍といった「強い思考」であり、暴力性がそなわっているとして決別を宣言した。ドゥルーズやフーコーのポスト構造主義は形而上学のノスタルジーにとらわれているとみなし、一定の距離を置く。エーコなど著名な美学者・思想家11名が名を連ね、イタリアで出版されると同時に世界の思想界に影響を与えた哲学アンソロジー。

    ジャンニ・ヴァッティモ(ヴァッティモ,G.)
    (Gianni Vattimo, 1936-)
    イタリアの哲学者・政治家.主な著作はIl soggetto e la maschera (1974), Le avventure della differenza (1980), La fine della modernita (1985), La societa trasparente (1989), Vocazione e responsabilita del filosofo, a cura di F. D’Agostini (2000):『哲学者の使命と責任』(小局刊),Hermaneutic Communism, con Santiago Zabala (2011)など

    ピエル・アルド・ロヴァッティ(ロヴァッティ,P.A.)
    (Pier Aldo Rovatti, 1942-)
    イタリアの批評家.『アウト・アウト』誌編集長.主な著作はCritica e scientificita in Marx (1973), Elogio del pudore, con Alessandro Dal Lago (1991), Guardare ascoltando (2003)など

    上村 忠男(ウエムラ タダオ)
    1941年生まれ.東京外国語大学名誉教授.専攻は学問論・思想史.主な著書に,『ヴィーコの懐疑』(みすず書房,1988年),『バロック人ヴィーコ』(同,1998年),『歴史家と母たち─カルロ・ギンズブルグ論』(未來社,1994年),『歴史的理性の批判のために』(岩波書店,2002年),『グラムシ 獄舎の思想』(青土社,2005年),『韓国の若い友への手紙』(岩波書店,2006年),『無調のアンサンブル』(未來社,2007年),『現代イタリアの思想をよむ』(平凡社,2009年),『ヴィーコ』(中央公論新社,2009年),『知の棘』(岩波書店,2010年),訳書に,ヴィーコ,クローチェ,グラムシ,ギンズブルグ,アガンベン,スピヴァクのものなど多数ある.

    山田 忠彰(ヤマダ タダアキ)
    1951年生まれ.1983年,東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了.現在,日本女子大学人間社会学部教授.専攻は倫理学・美学.主な著訳書に,『ヘーゲル論─理性と他性』(批評社,1986年),『スタイルの詩学??倫理学と美学の交叉』(共編,ナカニシヤ出版,2000年),ヘーゲル『法の哲学 (上・下)』(共訳,岩波書店,2000-2001年),クローチェ/パレイゾン『エステティカ─イタリアの美学 クローチェ&パレイゾン』(編訳,ナカニシヤ出版,2005年),『デザインのオントロギー─倫理学と美学の交響』(共編,ナカニシヤ出版,2007年),『エスト?エティカ??〈デザイン・ワールド〉と〈存在の美学〉』(ナカニシヤ出版,2009年)などがある.

    金山 準(カネヤマ ジュン)
    1977年生まれ.2011年,東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了.博士(学術).現在,北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授.専攻は社会思想史.主な著訳書に,「ジョルジュ・ソレルの思想とソレル主義の展開」(東京大学大学院総合文化研究科博士論文,未公刊,2011年),「A. グラムシにおける規律と「ヘゲモニー」」(『国際広報メディア・観光学ジャーナル』第9号,2011年),「神と「正義」─プルードンの場合」,宇野・伊達・高山(編)『社会統合と宗教的なもの 十九世紀フランスの経験』(白水社,2011年)などがある.

    土肥 秀行(ドイ ヒデユキ)
    1973年生まれ.2006年,ボローニャ大学にてPh.D.(イタリア文学)取得.現在,静岡文化芸術大学国際文化学科准教授.専門はイタリア現代詩.主な著訳書にウンベルト・エーコ『カントとカモノハシ』(共訳,岩波書店,2003年),『イタリアのオペラと歌曲を知る12章』(共著,東京堂,2009年),Giappone e Italia: le arti del dialogo(共著,I Libri di Emil, 2010),L’ esperienza friulana di Pasolini(Cesati, 2011)などがある.

    ※上記内容は本書刊行時のものです。

    弁証法、差異、弱い思考──G. ヴァッティモ
    経験の過程でのさまざまな変容──P. A. ロヴァッティ
    反ポルフュリオス──U. エーコ
    現象を称えて──G. カルキア
    弱さの倫理──A. D. ラーゴ
    「懐疑派」の衰朽──M. フェッラーリス
    ハイデガーにおけるlucus a (non) lucendoとしての開かれ=空き地──L. アモローゾ
    ウィトゲンシュタインと空回りする車輪──D. マルコーニ
    雪国に「城」が静かにあらわれるとき──G. コモッリ
    カフカのアイデンティティなき人間──F. コスタ
    社会の基盤および計画の欠如──F. クレスピ

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著者プロフィール

1941年生まれ、東京外国語大学名誉教授。専門は学問論・思想史。
主な著訳書
『歴史家と母たち——カルロ・ギンズブルグ論』(未來社)、『歴史的理性の批判のために』(岩波書店)、『回想の1960年代』(ぷねうま舎)、『ヴィーコ論集成』(みすず書房)、『ヘテロトピアからのまなざし』(未來社)など。翻訳は、ヴィーコ『学問の方法』(佐々木力と共訳、岩波書店)、『イタリア人の太古の知恵』(法政大学出版局)、『自伝』(平凡社)、『新しい学』1744年版(中央公論新社)のほか、アガンベン『身体の使用』(みすず書房)、グラムシ『革命論集』(講談社)、ホワイト『歴史の喩法』(作品社)、ギンズブルグ『ミクロストリアと世界史』(みすず書房)など多数。

「2018年 『新しい学の諸原理[1725年版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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